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「トランスレーションズ展 −『わかりあえなさ』をわかりあおう」

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 少し前に21_21 DESIGN SIGHTでみた「トランスレーションズ」展のメモ。他者同士が言葉やジェスチャー、匂い、音などによって交流するさまざまな過程を「翻訳」だととらえて見つめ直してみようという展示です。

 体験型の展示が多いので、説明のメモをみながら一つ一つじっくり回るのがおすすめ。見出し画像はスクリーンに映し出された質問に答えると、それを世界中の言語に翻訳してくれる「ファウンド・イン・トランスレーション」という作品。


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コミュニケーションの相手は必ずしも人とは限らない。ぬか床とおしゃべりできる「ヌカボット v3.0」。私なんてだいたい猫としゃべってるので、相手がぬか床だろうが壁だろうが問題なし。

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サメと人が愛し合うことは可能なのか?と、サメを誘惑する香水をつくってみた「Human×Shark」。うっかり思いっきり嗅いだらものすごい刺激臭でむせそうに。人間が思ういい匂いと動物のそれとはまるで違うということをすっかり忘れていました・・・。動物にとっては匂いが言葉のようなもので、たくさんの情報がつまっているのだなということを再認識させられました。

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土偶の女神像「ミス馬高」を現代のプロダクトへ翻訳してみる「縄文のある暮らし」。土偶ランプ、暗闇で光ってたら怖いけどちょっと欲しい。

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正面からみようとするとくるくる回って逃げる仏像「鑑賞から逃れる」。コミカルな動きが楽しかったです。

 人と直接話すことや会うことが難しくなったコロナ禍の今こそ「コミュニケーション」の難しさや面白さについて考えてみるのもいいのでは?会期は今のところ6月13日までなので、緊急時宣言解除後にでもぜひ行ってみてください。

 余談ですが、久しぶりにミッドタウンに行ったので近くでビリヤニ食べようと「サイーファケバブアンドビリヤニ」に行ったら3月で閉店してしまっていました。いつもカレーサービスしてくれて美味しかったのにショック。ミッドタウンのデリーも5月に閉店だそうなので、乃木坂はカレー砂漠に・・・。