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食欲、物欲、漫画の秋


 あまり混まないうちに、インフルエンザと4回目のワクチン接種を済ませて来ました。ちなみに4回目はBA.4-5オミクロン株対応ファイザーを選択。予約して都庁で受けたのですが、きっちり動線が作られていて大変スムーズ。帰りに南展望室に寄ろうかと思ったけれど、お腹が空いてたので丸亀製麺へ直行。景色より、食欲の秋。

 都庁でも先日銀座に行った時も感じましたが、急に外国人観光客が増えましたね。銀座の社食こと「三洲屋」の銀ムツ煮付け定食は相変わらず美味しいけれど、また値上がりしていました。外食するたびにじわじわと感じる物価上昇に気分は下降。そのうち鳥貴族に本当に貴族しかいけなくなってしまうのか…。(実際リアル貴族は行かないだろうけど)

銀座といえばドーバー とセットで長野アンテナショップ。この季節は栗のお菓子が充実していて、土曜日にしか入荷しない栗子餅が程よい甘さで美味しかったです。お酒の香りがほんのりする栗のテリーヌもおすすめ。

 節約しなければと思いつつ、ドーバー で大好きなSimone Rochaのスワンモチーフの靴下を買ってしまう矛盾。可愛いものは生きる糧だから!と言い訳しながら物欲の秋。

 最後は読書の秋ならぬ漫画ですが、ついに完結した雁須磨子「あした死ぬには、」とよしながふみ「きのう何食べた?」です。「あした死ぬには、」は主人公多子が私と同年代で、微妙な心身の変化や悩みなど共感しっぱなし。大人だからこそ燃え上がることはないけれど、距離を保ちつつ好きな人を思いやる気持ちや友情、親との関係が繊細にユーモアを交えて描かれていました。「明日死ぬとしても、今日は生きたいと思って生きたい」という多子の言葉は心のタトゥーとして刻んでおきたいです。カレー沢薫「ひとりでしにたい」もそうなんだけど、死について考えることはよりよく生きるために必要なことなんですよね。
 なに食べはシロさんとケンジがちゃんと年を重ねていって、老眼になったり老親問題に直面したりするところがリアルでいいなと思います。ケンジが鍋焼きうどんの天ぷらの衣はふやけたのが好き派なのも、分かってらっしゃる!と叫びたい気持ちに。どうかずっと幸せでいて欲しい。

 見出し画像は、osajiのネイルカラーで1番左のホリデーコレクション「忘れないで」が最近仲間入り。たまに手持ちを確認しないと似た色ばかりになるので並べてみました。寒暖差が激しい日が続きますが、引き続き皆様体調にお気をつけて。