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岸部露伴 ルーヴルへ行く

「人の手に負える美術館じゃあない…」


原作、荒木飛呂彦。ジョジョの奇妙な冒険のスピンオフの作品。

ジョジョと略称される人気の作品の登場人物の一人。

主演は、高橋一生。

岸辺露伴は、人気漫画家で代表作は「ピンクダークの少年」

お話は、露伴に話しかけてくる女性から始まります。

「ねぇ、この世でもっとも黒い絵って知ってる?」
露伴は骨董品屋さんに行き、漫画のネタになるものを探しに来ます。

ここで、岸辺露伴について描いていきたいと思います。

架空の町である杜王町に住む人気漫画家です。
年齢は、27歳。
漫画を描いていますが、下書きなしで直接ペンを入れペン先からインクを飛ばしてはみ出させずに色を塗り何本も持ったペンで一気に線を書き入れていくなどの人間離れした描画の技術を持っています。
人間関係が嫌いなのもの相まって、アシスタントなどは頼まず全部自分の手作業でやっています。

上記で話しかけてきた女性の事をふいに思いだします。
時は10年も遡ります。

漫画家としてデビューを目指す露伴は、そのとき17歳。
祖母が経営しているアパートに若い女性が入居してきます。

このアパートには厳しいルールがあり、中々人が住み着かない所に来た事もあり露伴は興味を持ちます。
そのルールと言うのが・・・

・喫煙不可
・夫婦は不可
・子供連れはもっと不可
・ペットも不可
・料理も不可
・家具の持ち込みも不可
・バイクも不可
・ドライヤーも不可
・門限は、夜10時まで
と不可なものばかりです。そんな不可なものばかりがある家に住むと言うことは、到底の人ではかなわない事でしょう。
越してきた女性の名前は、藤倉奈々瀬(ふじくら ななせ)。
年齢は、21歳。既婚者の為、上記のルールに反していますが近々離婚して一人で住むと言うことで特別にそのアパートに住む事を許されます。
今まで、露伴は漫画を描く上で編集者から「巨乳でなければ売れない」と散々なことを言われて来て実際に動いている女性を見て描いたことが無いため、動く奈々瀬を見てスケッチを始めます。

奈々瀬は気さくな性格で、世間から認めて貰えていない露伴の絵を見て「漫画のことは分からないけど、とてもいいと思う。続きを見たい」と露伴に積極的に話しに来たのでした。
そんな中、露伴は奈々瀬に特別な感情を持っているかのような場面になります。
ですが、奈々瀬は携帯で電話をしていますが泣きながらアパートを飛び出してしまいます。
数日戻らず、戻ったかと思ったら涙を流しながら露伴に抱きついたり露伴が奈々瀬をモデルに描いた漫画を見たいと言っておきながら・・

重くてくだらない くだらなすぎて安っぽい行為!!
と罵り、せっかく描いた原稿を近くにあったハサミでズタズタに引き裂いてしまいます。
その後、漫画を引き裂いた事について謝罪の言葉を残し奈々瀬はアパートからいなくなってしまいます。
そこから、二度とアパートへ戻る事は無くなるのでした・・・。

そして露伴は大人になり、立派な有名漫画家になった為彼女の言った言葉を思い出すのでした。
「この世でもっとも黒い絵って知ってる?最も邪悪な絵・・・。その絵は、ルーヴルにあるの」
真相を確かめる為、露伴はピンクダークの少年を掲載している週刊少年ジャンプの女性編集者の泉京香とパリにあるルーヴル美術館に向かいます。

ここで、筆者は過去にもルーヴル美術館に対する好奇心を話した通りモナリザがあるルーヴルに行く彼らを羨ましく思います。
ですが、露伴の目的はモナリザでも岩窟の聖母でもなくあくまで黒い絵の調査です。
露伴はルーヴルで働いている責任者達にある依頼をします。

ここに、黒い絵はあるか?作者は、山村仁左右衛門であると。
どうやら、黒い絵は存在しているようなのです。
ですが、その保管場所はルーヴルの忘れられた倉庫を言われる
Z-13倉庫。

Z-13倉庫は、ルーヴル美術館が創設されたナポレオン皇帝の時代に作られた地下倉庫であり、30年以上前までは普通に使われていたが現在では地球温暖化の影響で、セーヌ川の氾濫によってそこに所蔵されている作品が水浸しなどの被害を受けないように、水害防火対策の施された最新の倉庫に所蔵品が全て移された倉庫のはずでした。
ですが、黒い絵は実際にそこにあるのです。誰かがその倉庫に絵を持って行ったことが分かります。
ここでは、架空の倉庫になっていますが設定自体は同じ理由で使われていない倉庫がモデルになっています。

山村仁左右衛門が描いた黒い絵のタイトルは「月下」
どんな絵が描かれているかは、実際に見て頂きたいです。
ですが、作中には筆者がとても苦手な虫が大量に出てきます…。
本当に必要あったのかな?と思ってしまうくらいにはもう大量に…。
なので、この記事を見て少しでも観てみようと思った方はそこだけ気をつけて頂けたら幸いです。

作品については、この黒い絵のせいで色んな人が亡くなり露伴も死にはしませんがそれに値するくらいの事件にあっています。
ただ、きちんと最後にはタイトルの回収もありいい作品だと思います。
ただ、ルーヴル美術館に行くからと言ってそこにあるモナリザなどの作品は本当にちょっとだけしか出て来ません。
ですがきっと、そこに重点を置くのではなくあくまで主点は黒い邪悪な絵です。

原作は漫画でフルカラーで観れますし、もし映画から入るのが難しいのならば漫画から入ってもいいかも知れません。
この映画を観たとき、きっとあなたは自分の○○のことが気になってしまうとここに記しておきます。


※○○はネタバレになるため、あえて伏せています。









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