映像授業になって…①
このような状況なので、私の勤務している高校では映像授業にシフトしました。
当然、私は対面授業の方がやり易いのですが、映像授業で気づけたこともあったので書こうと思います。
疲れないぞ
映像授業ではなるべく発問をさせないように授業を展開しています。
私はタブレットの前で実質一人喋りをしているような状況です。
喋りっぱなしになるから疲れるだろうと思っていたんですが、逆でした。
まあ疲れない。これは意外でした。授業の質は正直落ちていると思いますが、こんなにも疲労を感じないのかと驚いています。
このことに対して私はホッとしたんです。
生徒の表情
この疲れないことが、私をホッとさせました。
普段の授業で、独りよがりになっていないかといつも不安になっていました。自分勝手に喋って授業をしているのではないかと。
ですが、映像授業になって疲れない。これは、自分が対面授業でいかに生徒に神経を研ぎ澄ましているのかを気づかせてくれました。
「良かったーーー!」
生徒の表情をいつも気にかけているということに気づけました。
対面授業だけでは気づくことができませんでした。
顔が見えないとやりにくい
リアクションが見えないと理解しているのか、退屈しているのかが分からず私としてはやりにくいです。
同僚で、日頃から淡々と喋って生徒の名前も覚えられない教員は映像授業も楽勝だと話していました。
そりゃそうだよ。映像だろうが対面だろうが顔色を見てないんだから。
往々にしてそう言った人は生徒の評判も悪いです。
気づかないことはある種、幸せでしょう。ストレスもないし。
ですが、私はそうはなりたくないですね。
最後に
現在扱っている教材は「映像文化の変貌」という映像文化批判の評論文です。
これを「映像授業」で解説するというなんともパラドキシカルな状況です笑
早く対面授業やりたいなー。
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