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人は時代の産物です

私は1953年生まれです。

一浪したので
大学に入ったのは1973年の4月でした。

そのときちょうど名古屋市長選がありました。

下馬評では圧倒的に有利とされていたのが
自民党推薦で四期目に挑戦した
現職の杉戸清氏。

対立候補の本山政雄氏は
今はなくなってしまった社会党と
共産党が組んで担ぎあげた
名古屋大学教育学部部長。

3月に辞表を出しての
背水の陣だったが
マスコミの論調は

本山氏の勝利はありえない

というものでした。

でもそんな本山氏が
勝っちゃったんですね。

半分物見遊山の気分で
本山氏の選挙運動を手伝ったのですが
正直驚きました。

それで勘違いしてしまったのです。

自分の行動次第で世の中を変えることができる

なんてね。

まぁ、
そんなことも多少はあるかもしれません。

でもそれは個人の意思ではなく
集団の言うとでもいうかなぁ、、、

いつも
自分が正しいと思っている方に変えることができる
なんてことではないと
その後の人生で思い知ることになりました。

なにより当の本山氏が
自民党に鞍替えしちゃったんですからね

そんな私の今の気分にしっくりくるのは
小田和正さんの「ザ・フラッグ」です

人の意思は
個人のものではなく
時代の産物なんだなぁ

今の私は思うのであります。

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