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マイクラサーバーDDoS対策!個人でも手軽に利用できる安価な対策サービスを徹底比較

私が立てているマイクラサーバーの大都会岡山鯖、最近はサーバーリストでも上位に入るようになってきたからなのか、2日に1回はDDoS攻撃の標的になってしまい、サーバーがダウンしてしまうことも増えるようになりました。

岡山鯖がDDoS攻撃に見舞われたときの様子
最初は故障を疑ったが、犯人が攻撃の予告をしていた事から攻撃だと判明。

このような攻撃に対処するために、DDoS攻撃を対策してくれるサービスが無いかGoogle検索などで数日調べまくりました。

DDoS対策サービスは存在こそするものの、その中でも個人でも契約できる安い金額帯のものは3つしか見つけることができませんでした。

その3つを目的別に分けて、どんな人におすすめか紹介します。

完全無料で使いたいあなたへ
「TCP Shield」

TCP Shieldは結構昔からある海外製のサービスです。
無料なので品質もその程度といったところですが、、、特徴は以下の通り

  • サーバー2個までは無料

  • サーバーの場所が海外なので、遅延が発生(平均Ping 100ms以上)

  • ページやサポートなどすべてで英語の使用を強制される

  • 専用のプラグインが必要になるがプレイヤーのIPを取得可能

  • 当然無料プランのサポートは質が低いです、また日本語不可

  • 統合版の保護は不可能


安くて高品質なものをお探しのあなたへ
「DDoS Shield」

DDoS Shieldは近年で発足したサービスです。
福岡に拠点を置く日本企業が運営し、サーバーは東京にあります。
ちなみに筆者も実際に使っています。
またこの中で統合版・GeyserMCに正式対応しているのはこのサービスだけです。詳細は以下の通り

  • とにかく安い(290円〜)

  • 返金保証がついている(正常に使えない場合は全額返金)

  • 25565ポートを使える(他社は他のポート番号になりがち)

  • Java版と統合版を同時に使える(他社では不可)

  • Akamaiの回線+自社の保護を組み合わせてるので品質は最強

  • Dynmapやホームページも保護できる

  • Proxy Protocolに対応していて、プレイヤーのIPを取得可能

  • 専用IPアドレスを取得できる

  • ポート変換機能が使えるので、25565番ポートを使えないネット回線でもDDoS Shieldを導入すれば25565番ポートを使えるようになる

  • お問い合わせもチャット形式で、気軽に質問ができる

海外からの遅延を重視する方へ
「Nohit」

Nohitも昔からあったような気がします。
日本とシンガポールにサーバーがあります。詳細は以下の通り

  • 料金は高め(1000円〜)

  • Path.netの回線を使っているので品質は高い

  • ダッシュボードが使える(Discordの会員登録が必須)

  • 最上位プランの1800円でもサーバーは最大2つまでしか登録できないのでコスパは相当微妙

  • 統合版を保護することは出来ない

  • 25565番ポートは使えない

  • Proxy Protocolが強制的にオンになる(初心者には不向き)

  • サポートがやや不親切との情報(2023年12月時点)

これら3つを紹介しましたが・・
私なりにおすすめ順のランキングを作ってみました。

1位: DDoS Shield

サーバーが最大8個まで登録できること(この3つの中で最多)
そしてウェブサイトの保護に限っては、なんと無制限。
専用IPを発行してくれるのも、とてもありがたい。

利用当初は安いなりに大丈夫なのか?と心配な面もありましたが、サポートの返事も非常にしっかりした日本語で、ちゃんとした日本企業なんだな。と信頼がもてる印象です。

2位: TCP Shield

TCP Shieldはサーバーが海外にある関係上、遅延が命になるPVPサーバーではキツイと思いますが、そうではないサバイバルサーバーなどでは許容範囲なのではないでしょうか。
Ping 100msくらいでも、まあ普通にブロックの設置・破壊するぶんには遅延はあんま感じません(モブやプレイヤー殴ったときの遅延は相当感じます)

とりあえず、お金に余裕がない学生などでも無料で始められるのが魅力。
DDoS Shieldなどの有料サービスを使う余裕がない方やサービスを探してる最中の方で、とりあえずその場しのぎで導入するのにTCP Shieldは向いていると思います。

3位: Nohit

Nohitは日本で老舗のサービスです。正直ここで最下位になってしまうのは心残りなのですが、ぶっちゃけDDoS Shieldが登場するまではNohitが1位でした。
Nohitは個人の学生によって運営されているサービスとのことで、利用者の話をきく限りだと、Nohitの運営である個人の学生が、個人的にpath.netの保護が搭載されているVPSを契約して、そこにプロキシサーバーを設置することでDDoS対策を提供しているようです。

Nohitでも専用IPを配ってもらえれば、2位ぐらいにランクインしたと思いますが、どうやらそれは難しいようです。
逆に専用IPを配ってるDDoS Shieldではチャットで質問してみた結果、Akamai社と特別な契約を結んでいて、IPアドレスを何個でも発行できる状態になっているとのことです。

というわけで、今回は個人でも契約できる安価なDDoS対策サービスを徹底調査してみました。
とやかく言いましたけど、結局のところ DDoS攻撃してくるクズ人間がこの世から完全に消えれば、DDoS対策なんて考える必要はなくなるんですけどね。

まあ車が普及すれば交通事故が増えるように、インターネットも普及しすぎた結果DDoS攻撃なんてものが生まれてしまったのでしょう。

マイナスなことばかり言っていてもしょうがないので、今回紹介した3つのサービスのどれかを使ってみて、対策を考えてみてはいかがでしょうか?

この3つよりも有能なサービスを知ってるよという方はぜひともコメントで教えてください。

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