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「エンジニアは職務時間外でも勉強を強要される問題」について。

「業務時間外の学習」というテーマが、XなどのSNSでも話題です。特に、開発従事者に対して「職務時間外でも勉強を強要される」といった意見があり、議論の対象になっているようです。

そこでこの度は、業務外の学びについて、その価値と在り方を考えます。

業界を問わず重要性を持つ学び

現代の職場において、技術や知識は日々進化しています。これはエンジニアリングの分野に限らず、多くの職業に共通する現象です。それで、職場の外での学習というテーマは、エンジニアリングに限らず、さまざまな分野でその重要性が認識されています。
この傾向は、個人のキャリアの発展や専門性を深めるという視点で、特に強調されることが多くなっています。但し、本来の在り方として、それは柔軟に捉えられるべきで、各自のペースや興味に合わせて学びを進めることが大切です。

精神的な安心感を求めて

学びを深めることで、半ば理解した知識の「すっきりしない」感覚を解消し、心の平穏を得ることができます。完全な理解には時間がかかることもありますが、知識の不確かさを払拭し、確実な理解を深めることは、精神的な充足感や安心感に繋がることがあります。

個々の選択とその相対的な価値

業務時間外まで勉強をするかどうかは、本質的には個人の判断に任されます。同時に、業務外での学習は、特に技術や情報の進化が激しい分野に携わる人において、自身の市場価値を保つために重要になることもあります。周囲が自己研鑽を続けている中で学習を避けることは、相対的な市場価値の低下を意味する可能性もあります。ただし、これはあくまで一つの選択肢であり、それぞれの価値観に基づいた判断が求められるのが本来です。

学びの動機:興味や探求心

多くの場合、学びは単なる職務の延長ではなく、個人の興味や好奇心から来るものです。不完全な情報が頭に残ると心地よくないため、多くの人は完全な理解を求めて自発的に学習を進めます。その過程自体が、結果として価値を持つ場合があります。

まとめ

業務外の学びは、あくまで個人の選択に委ねられるべきで、個人の選択と目標によって異なりますが、「自分自身のキャリアと精神的な満足をどのようにバランスさせるか」が、要点になります。先ず、学ぶことへの圧力や義務感ではなく、自分自身の成長への好奇心や探求心から自発的に学ぶことの価値を考えてみることが重要です。周囲との相対的な比較よりも、自分自身の充実感や成長に焦点を当てて「自ら選ぶ学習」は、長期的なキャリアの充実にもつながります。

個人的には、業務上で担う役割の最適化を求めたいとの思いがあり、考えない事や、学ばないことによる結果を仕事上の体験に持ち込みたくないので、学びのアンテナを張っています。
そんな私の価値観を「社畜」と笑う同僚もいます。ただ、内面的な満足感をどこで感じるかの価値感は人それぞれですが、それを考える時間を捉えられることも含めて、私にはこの自由の使い方に価値があります。❀

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