玉砕の美学 17

2024年4月4週

ハゼみたいな顔だなと思ったのである。先日、雑誌のグラビアに載っていた女性タレント?を見た時の感想だ。酷いなぁと思う人もいるかも知れないが、別に悪口ではないのだ。固有名詞は回避するが、綺麗なお姉さんだったので、好位的な意味で、ハゼみたいだなぁ~と思ったのである。

私、ハゼはそこそこ好きな魚だ。愛嬌のある顔をしていると思う。ハゼっぽい顔のドクターフィッシュを飼っていたし、嫌いということはない。そういえば、あのドクターフィッシュの名前は何だったか?ドクターにかこつけた駄洒落だった気がするのだが、思い出せない。最後は水槽から飛び出して、干からびてしまったあの子、過去のweb日記には記述があるはずだが、あの会社のサービスは遥か昔に終了している。何だったかなぁ~?

そんなわけで、ここまでダラダラ説明して、やっとハゼみたいだなぁ~は好意的な雰囲気の兆しが出てくる。やはり何が悪口になるか?は事前知識と、周知力に関係すると、考えたのである。まぁ、そこまでして、こんな表現を使う必要性も無いのだが、誤解というのは、こういうどうでもいいことから発生する気がしている。

そんなアフォなことを考えていたら、ふと、この表現を好意的に使える人がいると気が付いた。上皇様だ。長年、ハゼの分類の研究をしている上皇様なら、ハゼみたいだなぁ~は誉め言葉になるはずだ。だって、上皇様、絶対にハゼが好きでしょ。まぁ、絶対に言わないとは思うけれど…

というわけで、ハゼみたいだなぁ~が使える水準の高さが理解できたので、思っても使わないようにしようと決意した。

なかなか競馬の話にならないのは何の見せ場も無かったからだ。3月はそこそこ馬券が好調で逆にネタに困ったのだが、4月は悲惨過ぎてネタに困った。スタートで出負けして、後は眺めるだけのレースが続くと、本当に書くことがないのである。好きなおでんの具材の話をしたいぐらいの虚無だ。ちなみに私は練り物が好きだ。どうでもいい。

振り返ると、4月は今年最高の負けの更新を続けながら、1度もプラスがなかった。3月の末と合わせると開催日10連敗である。全治不明の重症だ。もう何処と何処をくっつければいいのか?分からない。ミキサーで粉々にされ、溶鉱炉に突っ込まれて、蒸発しているのだ。

本当に虚無だ。もう座るだけで、立ち上がる気力がないのである。あぁ、そうか、それで、ハゼみたいな顔に惹かれたのか…世界に絶望して、宇宙を眺めている気がしたのか、迷惑な話だ。これでは褒めていない。やはり敷居の高い表現であったか…

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