玉砕の美学 20

2024年5月3週

先日、記念馬券を整理というか、キンタマーニの単勝を探していたら、JCで買ったウインバリアシオンの単勝が出てきた。ブエナビスタのJCの◎はエイシンフラッシュだと記憶していたが、こっちの間違いだったようだ。

何でかな?と考えた結果、ベストタイミングだと気が付いた。なるほど、色々と思い出したついでに、レースも見直してみたが、ウインバリアシオンが後方から捲ったことなんて完全に忘れていた。どうやら思い出したくない記憶らしい。脳が守ってくれていたようだ。なお、キンタマーニの馬券は無かった。これも何度もやっている。私はキンタマーニの単勝を持っていない!もう忘れないように!

これを機に、そうかタイミングか…自分の理論というか、方法論を思い出した。別に忘れていたわけではないけれど、もう少し予想に組み込ませてもいい気がしたのだ。

タイミングというのは簡単に言うと、ローテーションの確率論のことで、どういう臨戦で出走するのが理想的か?を考えたものだ。諸々細かいものは色々とあるのだが、その一つがベストタイミングというやつで、今回走る距離と二走前が同じで、前走に今回より長い距離を走っているものを指す。まぁ、厳密に言うと少し違うのだが、ほぼその認識でいい。

ウインバリアシオンは神戸新聞杯(2400㍍)→菊花賞(3000㍍)→JC(2400㍍)のベストタイミングで、この効果があれば、神戸新聞杯の時計を1秒縮めることかできる。そういう理論だ。いや、何の根拠もないのだけど、そういう決め付けで馬券を買う方法論なので、そういうものだと思って欲しい。

で、1秒時計を詰められるとどうなるか?そう、神戸新聞杯で負けたオルフェーヴルを差し切れるのだ。三冠馬を差せるなら、JCでも勝てますよね?そら、買いますよね。結果はどうなったか?全然効果がなかったのである。まぁ、そういうこともある。だから、そこまで信用しなくなってしまったのかも知れない。

そんな危うい馬券術ではあるのだが、もうずっと負け続けているので、いつも以上に信頼してもいい気がしたのだ。先ずは、土曜東京8Rのレッツリブオン、本来は相手の1頭ぐらいの評価だが、ここはベストタイミングを信じて、三連複をバラバラ買って眺めていると、後方のまま何の見せ場も無く流れ込んで終わった。ふ~ん…

次に新潟12Rのスターザサンライズ、この馬が10番人気で後方から追い込んで2着に激走するのである。さすがベストタイミングだが、私、単勝しかない上に、勝った1番人気のグットウッドガイが抜けるのだ。これは全て私が悪い。その時点で、1番人気の馬に来られるとどうしようもない負け方をしている奴が悪い。

日曜日は、東京2Rのアルマジャック、新潟11Rのマウンテンムスメ、京都11Rのイチネンエーグミと、三度の激走があったが、どれも対応できなかった。さすがに1秒以上時計を詰められると、タイミング以外の要因な気がしてしまう。今週は日曜京都7R三歳1勝クラスの三連単を引っ掛けて、久々にプラスだったのだが、何だかスッキリしない。ただ、タイミングの可能性は感じた。もう少し試してみたい。



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