見出し画像

NIAGARA CALENDAR / 大瀧詠一

大瀧詠一の1977年にリリースされた「ナイアガラ・カレンダー」。実際の1年のようにそれぞれの月のイベントを歌にしている、ありそうでなかったコンセプトアルバムだ。どの曲も日本の季節を歌った目曲しかない。これが商業的に失敗するのだから信じられない。「Rock’n Rollお年玉」から「お正月」まで1年間をこの1枚で楽しめる。
むかし、「ナイアガラ・カレンダー」を手に入れるために多くのレコードショップを巡ったのを思い出す。ロンバケ、イーチタイムと違って入手困難だった。サブスクがある今は音楽的には本当に恵まれた時代になったと思う。
「ブルーヴァレンタイディ」や「真夏の昼の夢」も美しいし、「泳げカナヅチ君」みたいなコミックソングも大瀧さんらしい。
ロンバケに至る経緯を考慮うると「青空のように」かな。ストリンクスホーン編曲には山下達郎が担当。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?