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使わないおもちゃをこどもが自分で処分してくれるようになる声がけがあるので幼児の親御さんに共有したい

みなさま育児お疲れ様です!
お片付けノート考案・整理収納アドバイザーのmocaです。
タイトルそのままなので幼児の親御さんがみてくださってますでしょうか。

日々増え続けるこどものおもちゃ。このクリスマス前に、こどもたちにはぜひ自分のおもちゃをサクサク整理して、収納をきれいにして欲しいところですよね。そんな夢のようなことが・・・叶うんです!

私自身は子ども時代から片付けに苦労しまくっていた人間ですが、こどもたちには自発的におもちゃ整理してくれる声がけをして、幼児期〜小学校低学年ぐらいまでの数年間、めっちゃくちゃラクにおもちゃの要不要の判断を自分たちでやってもらっていました。

そんな長男はもう中学生となり、サンタの中身については
「気づいているけど小4の妹はまだ信じてるっぽいから、一応言わないでおこうかな…」という中学生仕草が見え隠れしており、妹に言わないだけでも優しいなと思いますが、もうプレゼントが届いてキャッキャ喜ぶ時代は通り過ぎちゃったっぽい・・・

小躍りしていた時代が懐かしい

なのでぜひ子育てど真ん中の親御さんにぜひ伝えたい!!
という想いからこの記事を書いています。幼児期くらいからできると最高です!ではどうぞ!


ポイントその1:
「捨てちゃうよ」という言葉はふだんから使わない

日常から絶対に「おもちゃを捨てる」とは言わないことです。そして勝手にこどものおもちゃを捨てないことです。これはもう大鉄則。大人だって「いらないモノを捨てなさい」と人から言われたり自分のものを勝手に捨てられるのは嫌ですよね。幼児期〜小学校低学年のこどもにとってはほぼ「自分のもの=オモチャ」ですから、なおさらです。大丈夫です、おもちゃは自分で取捨選択してくれます。幼児でも!続きどうぞ!

ポイントその2:
『サンタのおもちゃ工場』の話をしておく

うちではこどもたちがサンタの存在を感じ始める3〜4歳頃に、こんな話をしていました。

「サンタさんはおもちゃの工場を持っているんだよ。その工場では、こどもたちが使わなくなったおもちゃを材料にして、新しいおもちゃを作ったり、壊れたおもちゃをきれいに直して、こどもたちへのクリスマスプレゼントを作ってるんだって」 

※創作ですのでお好みでアレンジしてください。さりげなく1〜2回話す程度で十分です。おもちゃとサンタはセットですからすんなり納得してくれます。

ポイントその3:
「サンタさんに渡せるオモチャ、ある?」

家にツリーを飾ったり保育園や幼稚園のクリスマスムードも高まってきた頃に、この言葉を使いましょう!!
「サンタさんに渡せるオモチャ、ある?」
ここでポイントその2で仕込んでおいた『サンタのおもちゃ工場』の話がこどもの中でぶわっと芽吹きます。

👶  (そうだった!つかわないおもちゃが ざいりょうだった!)
👩「この袋にいれておいてくれたら、ママがサンタさんに返しておくよ」
👶「わかった!!」

本当にたまたま、ぽろっと息子に声がけしてみたら、あっさり「わかった!」とアレもコレも袋に入れてくれました。(いらないモノを自分で決めて、自分の手でそれを選び取るのは3〜4歳からでもできるんだ…!)と当時ものすごく驚きました。

こどもなりの基準で使わないおもちゃをモリモリ供出中

ポイントその4:紙袋を使う

あくまで「サンタさんに渡すもの」なので、ビニール袋やゴミ袋ではなく【紙袋】を与えました。こどもがおもちゃを入てくれたら、親御さんが電池の入ったものやプラスチック、資源になるものなどは後でこっそり分別処分してください。
結構高かったおもちゃなどを平気でゴンゴン入れてくることもあるので「ぅおっと…!」と思わなくもないですが、要不要の判断には値段なんて必要ないんだな…とこちらが学ばされます。こどもが「返す。材料にしてもらう!」と決めた選択を尊重してあげてましょう!

ポイントその5:ポジティブな言葉を伝える

「これは壊れるくらいたくさん遊んだねぇ!」
「サンタさんのところで直してもらったら、また誰か遊べるね!」
「こんなに材料あつまったらサンタさん助かると思うよ!」
「ここに新しいおもちゃ入れられるね!」
などなど、ポジティブな声がけでこどもの片付けを促進してあげてください。使わないものが誰かのためになるなら、処分しやすいのは大人もこどもも一緒です。物が減ることは悲しいことじゃないし、辛いことじゃないんだという経験ができます。

ポイントその6:もうひと踏ん張りして欲しい時

もし1回であまり出してもらえなかったとしても、無理強いしないこと。
「ありがとう!じゃあこれ材料にしてもらうね!」で一旦OK。そしていよいよクリスマスが近くなってきた頃が、もうひと踏ん張りのタイミング。

👩「サンタさんの工場…ちょっと材料が足りないんだって。もう少し渡せるおもちゃあるかな…?」
👶(!!!たいへんだ!もうすぐクリスマスなのに…!)

と再びおもちゃ箱に向かってくれるはずです。

サンタクロースがやってくる

たくさんプレゼントの材料をありがとう!新しいおもちゃだよ!

「ちゃんとおもちゃを返したから、プレゼントが届けられたんだ…✨」という達成感があるのかどうかはわかりませんが、プレゼントが届いて心からよろこぶこどもたちの姿を見ていると、その瞬間は日々の子育ての苦労が吹っとびますね。。こどもたちは新しいおもちゃと、いま気に入って使っているおもちゃがあれば満足のようです。

捨てることを罰として使ってはいけない

私はこどもの頃から全くお片付けができなくて、いつも親から「片付けないなら捨てちゃうからね!」と言われて育ちました(昭和〜)。「捨てること=罰」として使われていたんですよね。それが本当に嫌で嫌で、すごく怖くて、「自分のものがなくなるのは絶対に絶対にいやだーーー!!!」という感情が強くなり、捨てられない大人へと成長していました…。

でも残念ながら、使わないモノは処分しないと片付かないのが片付けの真理。物が多すぎると生活の中で色々不都合が出てくることもイヤというほどわかっているので、せめてこどもたちには「不要なモノを手放すのはあたりまえのこと」として感じて育って欲しいと思っていました。

サンタさん返却システムは年中使える

サンタさんへ返す袋は、1度やってくれたらあとはもう冬に限らず夏でも春でもごちゃっとしてきたら「サンタさんに返す袋に入れといて〜」と声がけするだけでおもちゃ整理は完了するようになりました。

今でも学期末や新学期の前などのタイミングで、こどもたちには色々整理してもらってますが、おもちゃの選別は片付けの基礎を覚えてもらうのにとても最適だったと思います。いまのこどもは小さなうちからリサイクルやSDGsについても学んでいるので、より受け入れやすいかもしれません。

こどもってとっても素直なので声がけひとつで片付けに対する意識も全然変わります。怒りながら「捨てちゃうよ!」ではない声がけ、ぜひいかがでしょうか。
それでは良いクリスマスをお過ごしください✨

(私が片付けられるようになったのはまた別のお話 ↓ ご興味あれば)

お読みいただきありがとうございます!1日5分×3週間で片付けられる人になれる、簡単なメソッド「お片付けノート」を公開しています。【著書】「1日5分!お片付けノート」(扶桑社)「お片付けノートで見えてくる!大事なのは『捨てる理由』でした」(主婦の友社)