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こどもが巣立つと家の時計が止まると思う

こんにちは。#お片付けノート で片付けられるようになったmocaです。
最近【親の片付け】について色々思うところがありまして。

うちのこどもたちは、まだふたりとも小学生です。先日、自分の自転車を買ってもらった1年生の娘。これから出かける時は、自分の自転車に乗ってもらうだろうから、私の自転車につけていた子乗せチェアも不要になりました。

「春までは保育園の送迎で毎日乗っていたのになぁ〜( ;  ; )ホロリ」なんて、感慨深さはもちろんありますが…。まぁ、そこはそれとして、使わない大型不要品はただの粗大ゴミです。サクサクと自治体のウェブサイトから粗大ゴミの申し込みをしていたそのときふと、「ああ、この子達が巣立ったら、うちの時計も止まるだろうな」と思ったんですよね。

長男が生まれてから自転車関連だけでも、こどもの成長に合わせて、私の自転車1台、子乗せイス×3台、キックバイク×2台 を処分しています。

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写真だときれいに見えるけど、私の電動アシスト自転車も、8年間雨の日も、風の日も、灼熱の日も、こどもたちの送迎の相棒でしたが、春から週1回くらいしか乗らなくなった途端に、みるみるガタがきまくっています。(3段切り替えが効かなくなったり、スポーク折れたり、自転車立てのバネが切れたり、反射板が割れたり…)バッテリーか電気系統がダメになったらさようならかな…。

こうやって日々せっせと片付け(不要なモノを処分)している中、大きく変化し続けているのは、やっぱりこどもに関するモノが多いです。思い出のものは厳選して取っておいてますが、もううちには、赤ちゃんや幼児にしか必要ないベビーカーやおもちゃはありません。おむつストック置き場だったところは今はこどものゲーム機が入っているし、子供服もサイズアウト処分と新調で循環させるようにしているので着ないモノは溜まってません。

日々必死に「こどもにアジャストすること」そのものが、いまの私の片付けと直結しているんだなと。そして、、、早ければ10年ちょっとでこどもたちが巣立つ日が来るわけです。じゃあ私と夫とふたりの大人だけの生活になったら、【日々変化する人】がいなくなるということで…。

夫婦ふたりの生活では、自分たちが使い慣れたモノや好きなモノを愛でながら暮らすのでしょう。食べるものや好きなモノもそう変わらないだろうから、買うものも大きく変化しなそうです。
新しモノ好きなつもりではいたけれど、今の時点でさえ、引っ越し時に新調したオーブンレンジもガス乾燥機も7年目、以前の家から使ってる縦型の洗濯機は8年目、テレビは10年目…。気づけばお皿やお鍋などは私の結婚前から使っている20年超え選手もチラホラあります。

そうやって、モノって平気で10年〜20年単位で存在し続けるんですよね。夫婦だけの生活になれば、あっという間に家の中に物は30年選手40年選手だらけになっているんじゃないか…と。

いわゆる「実家(親がずっと暮らし続けている家)」の時が止まっている感じ…家にあるモノや家具、暮らし方が「今」とズレているあの感じは、そういうことなんでしょうね。別に時間に置いて行かれたわけじゃなくて、親としては変化するきっかけも必要性もなかっただけ。

こども側からすれば、50代ぐらいまでは自分は社会人になったり、引っ越したり、趣味や交友関係や活動する世界が広がったり、家族が増える人もいるでしょうし、どんどん目まぐるしく変化しつづけるわけです。時が止まる体験なんてしたことないから、そりゃ親だけが止まって見えて感じるでしょう。

私自身40代で、しばらくこどもにアジャストする生活が続くうちは、まだ家の中の時は止まらないと思いますが、ふたりが巣立った後は間違いなく時間の進み方がいきなり緩やかになることが、自転車の子乗せイスを処分しながら急にリアルに感じられて、なんかこうギュウッとなりました。

お読みいただきありがとうございます!1日5分×3週間で片付けられる人になれる、簡単なメソッド「お片付けノート」を公開しています。【著書】「1日5分!お片付けノート」(扶桑社)「お片付けノートで見えてくる!大事なのは『捨てる理由』でした」(主婦の友社)