2.21-24

 いろいろ忙しい一週間だった。いぜんは忙しいという言葉が嫌いだった。忙しいという文字は心が亡くなると書く……忙しさなんて気持ちのありようで、どんな逆境でも余裕をもって、笑ってこなしていきたいものよなあと思っていた。しかし物理的な、時間的な自由の制限というものはあらわれる。それは気持ちとかではなく、絶対的な尺度だ。会社から五時に帰れる人間と五時(AM)に帰れる人間では、もちろん後者のほうが忙しい。いちにち労働に追われ、睡眠時間は三時間……残された自由時間にできることといえばモーニングルーティンと十分のシャワー後のナイトルーティーン。そんな生活も存在する。まあわたしはそこまで忙しかったわけではないが……。

インターステラーをみた。映像がいい。キャラクターも少なくてもみやすい。とてもよかった。わたしはドラえもんを見ていたので序盤からすべてがわかったが、それでも圧倒的な映像に感動した。地球パートは思ったより長いが、宇宙にでてからが最高にたのしかった。ワームホールまでの移動も一秒くらいで二年が経っててテンポがいいし。ブラックホールくんのせいで逆精神と時の部屋状態になって、地球時間とおれたちの時間がずれていくところが切なくてよかった。星の本棚みたいなところもよかった。エイペックスのホライゾンや、アウターワイルズを思い出した。インターステラーも筋立てがなんとなくゲームっぽい。三つ候補の星があるぞと選択をプレイヤーに委ねつつ、マン博士とのフラグが立たないとあの星にはいけない感じ……。だれかのアウターワイルズ初見プレイをみたくなった。インターステラーにもチョウチンアンコウがでてくればよかったのに。クリストファーノーランがアウターワイルズを映画化すればいいのに。そう思った。

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