Premiere Proに搭載されたインタラクティブなフェードハンドルがアツい!
インタラクティブなフェードハンドルとは?
Premiere Pro V24.4から搭載されたインタラクティブなフェードハンドル。
これを使えば、ドラッグ操作で直感的にフェードイン・クロスフェード・フェードアウトを作成できます。
クリップのインポイント側のインタラクティブなフェードハンドルを操作すると、フェードインを作成できます。
クリップのアウトポイント側のインタラクティブなフェードハンドルを操作すると、フェードアウトを作成できます。
また、クリップとクリップが隣り合っている編集点の部分では、クロスフェードを作成できます。
インタラクティブなフェードハンドルの操作方法
インタラクティブなフェードハンドルの操作方法をまとめてみました。
左右にドラッグ
フェードのデュレーションを操作。
上下にドラッグ
フェードのスロープを操作。
Alt(Option)+左右にドラッグ
フェードのデュレーションのみ操作。
Alt(Option)+上下にドラッグ
フェードのスロープのみ操作。
Shift+ドラッグ
クロスフェードの片側のデュレーションやスロープを操作。
Shift+Alt(Option)+左右にドラッグ
クロスフェードの片側のデュレーションのみ操作。
Shift+Alt(Option)+上下にドラッグ
クロスフェードの片側のスロープのみ操作。
従来のオーディオトランジションを適用する方法
新たにインタラクティブなフェードハンドルが搭載されましたが、従来の方法でオーディオトランジションを適用することも可能です。
「FX クリップバッジ」を右クリックし、「エフェクトを追加…」をクリック。
エフェクトパネル>オーディオトランジション>クロスフェード>使用したいオーディオトランジションをオーディオクリップの編集点にドラッグ&ドロップ。
オーディオトランジションを適用するキーボードショートカット
勿論、キーボードショートカットもちゃんと残っています。
選択項目にデフォルトのトランジションを適用
Shift+D
デフォルト設定にしているビデオトランジションとオーディオトランジションの両方が適用される。
初期設定はクロスディゾルブとコンスタントパワー。
オーディオトランジションを適用
Ctrl(Command)+Shift+D
デフォルト設定にしているオーディオトランジションのみ適用される。
初期設定はコンスタントパワー。
また、「オーディオクロスフェードトランジションを適用」というキーボードショートカットも用意されています。
初期状態ではキーが割り当てられていませんので、必要に応じて設定してみてください。
オーディオトランジションの種類
Premiere Proでは、3種類のオーディオトランジションが用意されています。
インタラクティブなフェードハンドルが搭載されたことで、それぞれの音量変化をハンドルの形状から確認しやすくなりました。
それぞれのオーディオトランジションの特徴も、ここで確認しておきましょう。
コンスタントパワー(初期設定)
上に凸の放物線状に音量が変化するタイプのトランジション。
曲線的に音量が変化する為、機械的な変化のオーディオトランジションになりにくい。
ただし、クロスフェードで適用すると全体の音量が一時的に上がってしまうので不向き。
コンスタントゲイン
直線的に音量が変化するタイプのトランジション。
フェードインやフェードアウトで適用すると、機械的な変化のオーディオトランジションになりやすい。
ただし、クロスフェードでは全体の音量変化がないので最適。
指数フェード
下に凸の放物線状に音量が変化するタイプのトランジション。
曲線的に音量が変化する為、機械的な変化のオーディオトランジションになりにくい。
ただし、クロスフェードで適用すると全体の音量が一時的に下がってしまうので不向き。
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