欠落しているフォントの置換
同じフォント環境がない!
Premiere Proで編集をする際に、他の方が編集しているプロジェクトファイルを引き継ぐこともあります。
その際に、編集していた方の使っていたフォントが、自分のパソコンの中にはないこともあったりします。
これは特に、MacとWindowsとでプロジェクトファイルを引き継ぐ際などに、度々起こる問題になります。
こういったトラブルを避ける為にも、Adobe Fontsなどのアドビユーザーが共通して使えるフォントを優先して使いたいものです。
もし、自分のパソコンの中にはないフォントが使われていた場合には、Premiere Proがデフォルトフォントに置換してくれます。
このデフォルトフォントは自分の好きなフォントに変更可能ですので、その手順について確認をしてみましょう。
Premiere Proのデフォルトフォントを変更する手順
「編集」メニューの中にある「環境設定」の中の「グラフィック」を選択。
「欠落しているフォントの置換」の設定を変更。
OKをクリックして、変更を確定。
この手順を踏むと、自分のPC環境にはないフォントは一括で置換されます。
ちなみに、欠落しているフォントは、フォント名の前後に[]が付きます。
デザインが崩れてしまうリスクも
「欠落しているフォントの置換」は便利な機能ではあるのですが、自分のPC環境の中で一時的に置換しているに過ぎません。
この状態のまま先方にプロジェクトファイルを戻すと、置換前のフォントで再現されます。
つまり、置換後のフォントで「中央揃え」などの配置の機能を使ってしまうと、トラブルの元になってしまいます。
なぜならば、元のフォントに戻った時には、若干のズレが生じてしまうこともあるからです。
したがって、プロジェクトファイルを開いた時に「フォントを解決」ダイアログボックスが表示された場合には、テキスト関係には手を加えない方が無難です。
どうしても自分の環境下で編集を加えることになるのでしたら、自分のPC環境と先方のPC環境の両方にあるフォントへと変更してしまう方が良いでしょう。
私自身この手のトラブルに何度か遭遇したことがありますので、皆さんもお気を付けください。
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