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After Effectsでのエフェクトの呼び出しを効率化できる無料プラグイン「FX Console」


無料プラグイン「FX Console」が超便利!

After Effectsの無料プラグイン「FX Console」。
VIDEO COPILOT社が開発したこのプラグインを使うと、次の2つのことができるようになります。

  • エフェクトの効率的な呼び出し

  • コンポジションパネルで表示されているデザインの保存

無料とは思えないほど便利なプラグインですので、ぜひ日常的に使って頂ければと思います。

「FX Console」のエフェクトの呼び出し機能

FX Consoleは、Ctrl(Command)+Spaceで呼び出すことができます。
検索窓が表示されますので、そこに呼び出したいエフェクト名を入力します。

すると、検索結果が表示されますので、使いたいエフェクトをクリックしてください。
その結果、選択中のレイヤーにエフェクトが適用されます。
しかも、自動的に「エフェクトコントロール」パネルが表示されますので、スムーズにプロパティの変更に移れます。

凄くシンプルなのですが、あちこちマウスを移動する工程が省けます。
塵も積もれば山となるですから、ぜひ取り入れて頂ければと思います。

日本語名のエフェクトは要注意!

ご紹介している「FX Console」ですが、呼び出す対象が英語名のエフェクトであれば問題ありません。
ただ、日本語名のエフェクトだと、入力した文字が二重で表示されてしまうこともあります。

例えば、「トライトーン」エフェクトを呼び出したくて「トライ」と入力すると、入力欄に「トライトライ」と表記されてしまうことが度々あります。
わざわざ余分な「トライ」を削除する手間が発生しますので、少し手間になります。

また、日本語名のエフェクトを適用した場合には、「エフェクトコントロール」パネルの表示機能は働きません。
「F3」か「Ctrl(Command)+Shift+T」を入力することで表示できますので、そちらをご利用ください。

検索結果の操作

ご紹介しているように、「FX Console」を使って検索窓にエフェクト名を入力すれば、検索結果に該当するエフェクトが表示されます。
こちらは、エフェクト名を全て記入しなくても、部分一致で大丈夫です。

その際に、入力した文字と一致するエフェクトが一覧表示される訳ですが、表示される順番を操作することも可能です。

検索結果へ表示されないようにする

検索結果に表示されているエフェクトを右クリックして、「Blacklist」を選択。
そうすると、そのエフェクトは非表示になります。

その場だけではなく、今後検索結果としては表示されないようになります。
したがって、使わないと割り切ったエフェクトはどんどん登録してしまうと良いです。

例えば、標準エフェクトの上位プラグインを購入した方であれば、標準エフェクトの方は使わなくなります。
そのような場合には、標準エフェクトを非表示にしてしまった方が作業効率は上がります。

後から設定を削除することも可能ですから、不安にならずにどんどんご活用して頂ければと思います。

検索結果の表示優先度を上げる

検索結果に表示されているエフェクトを右クリックしてから「Favorites」を選択。
そうすると、そのエフェクトは次から検索結果の一番上に表示されるようになります。

複数のエフェクトを「Favorites」に登録することができ、各エフェクトの表示優先度は後から変更することもできます。
勿論、設定の削除も可能です。

テンキーにエフェクトを登録

「FX Console」の歯車アイコンをクリックし、「Shortcuts」の項目に使用頻度の高いエフェクトを登録。
すると、テンキーと登録したエフェクトが紐付けされます。

例えば、「1」を入力すると「基本3D」エフェクトが適用され、「2」を入力すると「オフセット」エフェクトが適用される。
そういった、とても効率的な環境を作ることができます。

勿論、プリセットを登録することも可能ですので、テンキーでアニメーションされた複数のエフェクトが一括適用されるなどという環境も作れます。
「FX Console」で私がイチオシの機能はこれになります。

「FX Console」のデザイン保存機能

「FX Console」のダウンロードアイコンをクリックすると、コンポジションパネルで表示されているデザインを保存できます。
具体的には、PNGやJPEGの形式で書き出したり、クリップボード内への一時的な保存もできます。

また、コンポジションパネルで表示されているデザインを、「FX Console」のギャラリー内で保存することもできます。
具体的には、まず「FX Console」のカメラボタンでスナップショットを撮影します。

続いて、「FX Console」のギャラリーボタンをクリックすると、これまで保存したスナップショットが一覧表示されます。
スナップショットのサムネイルをクリックすることで、拡大表示することができます。

また、Shiftキーを入力しながらサムネイルをクリックすれば、複数のスナップショットを比較しながら表示することもできます。
様々な活用ができますので、ぜひこの機能も使って頂ければと思います。

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