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ずっとフツーでいたかった。
こんにちは、タコことマチコです。
今回は勝手に人様のnoteを拝借して展開するよー、ということで、
だーやまさんのnoteを拝見して、思わずいろいろなことを考えたり思い出したりしたので、ご紹介させてください。
(突然無許可で申し訳ない)
だーやまさんとは以前よりTwitterでつながっていただいたり、オンラインでお話をさせていただいたりしたことがあるのですが、なんというか
「全然違うんだけど、似てる」
と勝手に思っていまして、もうちょっと詳しく言うと、表に出ている性質は多分全然違うんですけど、あまり大多数の人は気にしないような、余計なことを考えてしまうところが似てる気がしています。
で、こちらの投稿がまさにそれだわ! と思いまして。
毎度の自分語りになるんですが、よかったらどうぞ。
フツーの反対は「異常」
「私、個性的だってよく言われるの」
と得意げに言う女の子を見ると、幸せでいいなと思っていた。
「個性的」と言われて喜んでるような子には、たいした個性なんてない。ハッキリ言って凡人だ。
「個性的」なんて、褒め言葉でもなんでもない。
「理解できない」「気持ち悪い」「仲良くなれそうにない」
くらいのニュアンスを含んでいる場合が大概だ。
だいたい、個性がない人間なんていないのに、わざわざ「個性的」と言われるのは、その過剰な「個性」に異臭が漂っているからだ。
たまーに、そんな異臭が嗅ぎたくて寄ってくる人もいるけれど、割合にすればかなりレア。
私は何かが周りとズレている。
周りが面白いということの面白さがわからない。
「個性的だね」と言われるたび「どのへんが?」と聞いてきた。だけど、「言うことが…」のような曖昧な返事しかかえってこないので、何をどう改善すればいいのかわからない。
クラスでも、友達じゃない人にめちゃくちゃ嫌われてきた。「なんかムカつく」と。
派手過ぎても地味過ぎても目立つから、そこそこのラインを狙った格好をして、特に主張もせず教室の端で地味にやっているのに。
中学、高校で、権力のある子に嫌われるのはめちゃくちゃ生きづらい。
好かれなくていいから嫌われたくない。友達でもないんだから、私のことなんてほっといてほしい。
大学に入って「クラス」という枠がなくなったとき、とてものびのびとできたことを覚えている。
保護者になってまた「変な人」になった
社会人になってからも、「なんかこの子違う」と思われるのが面倒だったので、同期のいない小さな会社に入社した。
比較対象がいないおかげで、「若い子ってこんな感じなのかな」と周りからも変な子扱いをされずに済んだ。
大人になってよかった、と安心したのもつかの間、また学生時代のような思いをすることになった。
「ママ社会」だ。
子どもを保育園や幼稚園に入れると、多少顔見知りのママもでてくる。でも、びっくりするほど「ママ友」ができない。
別に家を行き来したりするほどべったりした関係を望んでいるわけでもないし、クラスのランチ会などの集まりにはそれなりに参加して話もしていたのだけど、まあ輪に入れた感触が持てない。
何かみんなが知っているルールを知らずに、私は変なことをしているんじゃないか?
そんな気持ち悪さをずっと抱えていた。
なんで私はフツーに溶け込めないんだろう。
「フツーになりたくない」からじゃない。
「フツーになれないから」なんです。
私は、「フツー」に会社勤めをして「フツー」に子育てができる自分なら、全然それでよかったんです。
「フツー」に出会った人と「フツー」に楽しくおしゃべりができる関係性を築ける自分なら、どんなによかっただろうと思うのです。
でも、それが叶わなかったから、わざわざ文章を書いてネットにさらし続けているんです。
起業女子界隈にいた10年近く前、「フツーの主婦で終わりたくない人のランチ会」という企画がありました。
私はそのタイトルを見たとき、正直言って
なんて贅沢な
と思いました。
「フツーの主婦」も全うできそうにないから私は今もがいているのに、「フツーの主婦では嫌なんです」なんて、上級国民かよと。
正直、フツーかどうかなんてどうでもいい。
とにかく息をさせてほしい。
当時の私は、そう思いながらブログを書き、SNSでコミュニケーションをとっていました。
夫の「フツー」コンプレックス
「フツー」であることに負い目を感じるなんてわけわからん、金にも憧れにもならんただある過剰な個性なら、あっても生きづらいだけ。
というのが私の正直な気持ちではあるのですが、私の夫は「フツー」であることにコンプレックスがあるタイプのようです。
事あるごとに「俺って、個性ないんだよなあ」という彼を見て、個性がないこともなかろうと思うし、個性が強すぎないから何回転職してもそこそこ上手くやっていけるんじゃない? と思うのですが、器用貧乏で決め手がないのが不満のようです。
そんなもん私だって決め手なぞないのですが。貧乏でもいいからひとまず器用になりたいし。
――長々となってしまいましたが、フツーにせよイジョーにせよ、それぞれ思うことはありますねえ、ということで、ふといろいろ思い出したので、ここにしたためさせていただきました。
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