菓子食品新聞 on note

弊社は2025年、創業100年を迎えます。生販が生み出すお菓子に育まれ、そしてともに歩…

菓子食品新聞 on note

弊社は2025年、創業100年を迎えます。生販が生み出すお菓子に育まれ、そしてともに歩み、お菓子の魅力とそれがもたらす豊かさを記録し続けています。「創業100年」に向け、お菓子の世界を高らかに謳いあげていきます!

最近の記事

国分グループ本社 季節感や親子で楽しめる企画を演出

 昨年の夏は「酷暑が長引き、秋口まで夏物商品が売れた」という同社。「今年も酷暑が予想され、酷暑対策の訴求が必須」と考えており、「体を冷やす、睡眠、紫外線対策などの販売施策が必要で、塩分補給を促すタブレットやキャンデー、紫外線対策として抗酸化作用のあるビタミン含有商品などの需要が高まる」とみている。  そうしたなか、国分首都圏と業務提携企業の山星屋とともに、季節感や親子で楽しめる企画を食品、酒類、菓子で次のとおり演出している。  『ジンとキャンディで作るスッキリ梅酒』(5月

    • 壮関 製品認知度が向上

       昨年10月に実施した「茎わかめプロモーション」以来、同社の主力商品『そうかんの茎わかめ』は、毎月前年同月比で120%超の売上伸長を見せている。  素材菓子としての茎わかめは、消費者の製品認知は7割を有している一方で、喫食経験率が2割程度しかなく、「知っているけど、食べる機会がなく、食べたことがない」製品であった。そうした状況下でも、『そうかんの茎わかめ』は購入者当たりの購入金額が他社競合品よりも高いことから、一部ヘビーユーザーの高回転な購入回数によって支えられている製品で

      • 泉屋製菓総本舗 夏の宅飲み&塩分需要に提案

         『ひとくちアーモンド魚』や『いわしっ子』など、自然の素材を活かした栄養価の高いお菓子を製造する同社。  コロナ禍が明けても、物価高により宅飲み需要が続く中、気温と共に高まるビールのおつまみ需要に、落花生をフライして塩味をつけた『揚げ塩ピー』と同製品をミックスした製品でこたえていく。ミックス製品は、ピリッとした辛口いかあられとのミックス『揚げ塩いかあられ』と、ふっくらサラダあられとのミックス『同サラダ』の2種類。また既存の塩分補給製品にマンネリを感じている消費者に向け、新た

        • ラグノオささき アイテム全体に商品価値の最大化・可視化を図る

           ラグノオささきの5月末までの業績は、昨年同期とほぼ同水準で着地した。  上半期最大の商機となる〝2024年弘前さくらまつり〟では、開花日の影響で歴代最長となる24日間の開催であったものの、「サクラの開花時期が早まったことで、季節商品を販売するタイミングが左右されてしまった。さくらまつりは行動規制なしでの開催であったが、これまで自粛期間を経験した消費者の購買意欲や来日外国人観光客のお土産需要に変化が感じられた」(担当者)と分析。  消費者の節約志向やインバウンド効果に変化

        国分グループ本社 季節感や親子で楽しめる企画を演出

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          エイワ ビッグなマシュマロでさらなる需要開拓へ

           昨夏のマシュマロは、「大雨といった天候不順が懸念材料ではあったものの、アウトドア・ブームが牽引して大型タイプを中心に好調に推移した」と話すのは、販売事業部営業本部長の奥村守取締役。今年も、8月10日の「スモアの日」(日本記念日協会制定)に向けて、ビッグサイズのプレーンマシュマロ『キャンパーズマシュマロ』を訴求していく。  発売4年目となる同製品は、そのままはもちろん、表面を焼き、むいて食べることで繰り返し焼きマシュマロが楽しめるという食べ方提案が功を奏したこともあって、こ

          エイワ ビッグなマシュマロでさらなる需要開拓へ

          村岡食品工業 素材菓子のイメージを変えた〝かわいい〟の付加価値

           『梅しば』の村岡食品工業にとって、梅の収穫が始まる6月は、もっとも神経を張り巡らせる時期だ。  今年は暖冬で開花が早かった。しかし、その後の寒気が梅の結実後の成長に影響を与えたという。ここ数年、不作が多かった中で、昨夏は豊作であったものの、今夏の収穫は厳しいものになった。  「和歌山や青森も同じで、地元群馬の収量は、例年の6〜7割になりそうだ。2年前の収穫時の雹害ほどにはならないだろうが…」と、同社の声。収穫最盛期の終盤の時期だけに、歩留まりがどれほどになるのか、予断を

          村岡食品工業 素材菓子のイメージを変えた〝かわいい〟の付加価値

          大坪製菓 こだわりの丸ぼうろをギフト提案

           1905年創業の同社は、佐賀銘菓「丸ぼうろ」の伝道師として『丸ぼうろ肥前』をはじめ、動物の焼き印が入った『ふわふわどうぶつボーロカルシウム入り』『緑黄色野菜入りふわふわどうぶつボーロ』などを展開してきた。代表取締役社長の大坪恵介氏は、「どこでもつくれるものではなく、佐賀ならではのお菓子を発信したい!」という思いで地元九州産の原材料にこだわりながら、新しい取り組みにも積極的だ。  2020年の夏から展開している『進物丸ぼうろ 肥前24枚』も、同社が今夏注力する、販促強化の一

          大坪製菓 こだわりの丸ぼうろをギフト提案

          フルタ製菓 ゼリーとクッキーの    二本柱で夏に挑む

           45周年を迎えた『ドレミソングチョコレート』など、ロングセラー製品を多数有する同社は、夏のチョコレート製品の落ち込みに向け、ゼリーとクッキーを展開していく。  ゼリー製品は『クレヨンしんちゃんフルーツゼリー』をはじめとしたキャラクター製品4品を、8月までの期間限定で販売している。その中でも『ポケットモンスターゼリー』が好調だという。  しかし本格的な夏の暑さになると、消費者の嗜好がゼリーからアイスクリームなどの冷菓へと移行してしまう。そこで7、8月はクッキーへと切り替え

          フルタ製菓 ゼリーとクッキーの    二本柱で夏に挑む

          阿部幸製菓 日本の食文化の継承のために

           NB、PB共に猛暑にもかかわらず昨夏は順調に推移したという同社。「浪花屋製菓の事業承継で、製品物流の一本化による混乱が多少あったが、コロナ明け後の規制なき長岡花火開催での土産系の動きもよく、一般流通チャネルも好調だった」と常務取締役の大村敏史氏は話す。  今年2月には専務取締役だった阿部幸明氏が新社長に就任し、引き続き日本の食料自給率を高めるための取り組みを推進中だ。日本の食文化の継承を掲げ、米を原料としたさまざまなカテゴリーへの挑戦を続ける中、犬用のおやつ『柿の種やさん

          阿部幸製菓 日本の食文化の継承のために

          江崎グリコの工場見学施設「グリコピア CHIBA」で実施 夏休み自由研究のための2日間限定特別ツアー

           江崎グリコが運営する工場見学施設「グリコピア CHIBA」では、夏休みの自由研究のための特別ツアー「アイスを科学するツアー~不思議な氷のヒミツ~」を7月24日から25日の2日間限定で実施する。  同ツアーは2023年に初めて実施し、予約開始後すぐに満員となった人気企画で、アイスの製造工程を学んだあと、アイスづくりの不思議や「パピコ」を通じて美味しさの秘密を学ぶワークショップを行う。好評につき今年も開催が決定。今年は昨年より1カ月早い7月に開催する。 ■実施概要 企画名

          江崎グリコの工場見学施設「グリコピア CHIBA」で実施 夏休み自由研究のための2日間限定特別ツアー

          丸彦製菓 長年のファンの信頼に応える メーカーの「真正直」

           「歴史的米不足」との声がでるほど、米菓界の状況は厳しい。田植えが終わり梅雨を迎えたこの時期、一番の関心事は今秋の米。今冬の降雪量が少ないことから、2年続きの〝不作〟を心配している。  「うるちは少し出回りだして、価格も気持ち下がり気味だが、もち米は本当に無い」と山田邦彦社長。手持ちの原料を大切に、イレギュラーに出てくる出物を確保しながらの綱渡りである。  そんな状況が今年始めから続くなかで、同社ではもち製品の看板『角餅』(写真)を、生地から総て見直すリニューアルをおこな

          丸彦製菓 長年のファンの信頼に応える メーカーの「真正直」

          金吾堂製菓 鮮やかなパッケージで   若年層にアピール

           金吾堂製菓はこの夏は主力製品に注力していくという。米不足により、今年の2月から輸入米を原材料に使用するようになった同社。当初は問い合わせの声も多く寄せられたというが、品質を維持して提供し続けたことで、それも徐々に減少してきている。  『おすきなひとくち』シリーズの『同 濃厚梅だれ煎餅 紀州産南高梅』が好評だという。その理由として碓田剛士社長は「ピンクのパッケージが市場で消費者の目を惹くのかもしれない。醤油や塩のようなスタンダードな煎餅に比べると、類似品も少ない。チャック

          金吾堂製菓 鮮やかなパッケージで   若年層にアピール

          天乃屋 主力10品に注力し展開    他社とのコラボ製品も

           「GW前は活発的に生産していた。だが今はとにかく加工用の米が手に入らない」と話す大砂信行社長。この初夏は『歌舞伎揚』『古代米煎餅』『瑞夢』の主力3品を中心とした10品に注力し、供給を続けていく。  今年10周年を迎えた『瑞夢』シリーズより3月に発売された限定フレーバー『同 七福梅味』(写真)は、香りよく旨味の濃い紀州産完熟梅をはじめ、梅酢、昆布、カツオ、塩、みりん、はちみつの7種の食材を使用した上品な酸味と、香り高い味わいのタレで味付けをした、七福の味わいを持つ梅味となっ

          天乃屋 主力10品に注力し展開    他社とのコラボ製品も

          『菓子食品新聞』7月15日(第5640号)を発行しました!

          主な記事… ■2024年の食品値上げ1万品目突破 今秋に値上げラッシュの見通し 帝国データバンク 《各メーカーの動き》 名糖産業/ニップン/昭和産業/不二家/日清製粉ウェルナ/不二製油/ブルボン/山崎製パン/ジャパンフリトレー/味の素冷凍食品/ロッテ/名糖産業/江崎グリコ/チロルチョコ/森永製菓は/不二家 ■第39回通常総会 全日本菓子協会 ■通常総会と懇親会を開催 日本スナック・シリアルフーズ協会 ■森永乳業とコラボキャンペーン アサヒグループ食品『クリーム玄米ブラン』

          『菓子食品新聞』7月15日(第5640号)を発行しました!

          ぼんち 「価値」と「価格」を両立させた改定で消費者に問う!

           ウクライナ紛争ぼっ発以来のコスト暴騰から、多くのメーカーが改定を繰り返した。同社でもコロナ禍に2度の価格改定、昨秋も価格上げを実施したが、他社同様、上昇したコストの補いはできていない。さらに現在、米菓業界は昨夏の高温障害による厳しい原料米不足に見舞われており、これまでの改定の結果を検証し、多くのメーカーは新たな改定にチャレンジする。  昨秋までに3度の改定を実施したぼんちも、今夏8月に12アイテムの改定をおこなう。コストプッシュ型のインフレ下で、消費者は馴れてきた、という

          ぼんち 「価値」と「価格」を両立させた改定で消費者に問う!

          クリート パリッと食感に自家製小倉あんたっぷり

           コンフェックスのグループ会社で、菓子商品企画・開発・輸入販売を行うクリートは、自家製の小倉あんがたっぷり詰まった『ひとくち小倉最中』を6月3日に発売。  外側はサクサクとした軽やかな食感の最中の皮で包まれており、食べるとふんわりとした生地が口の中でほどけ、小倉あんの香りが口いっぱいに広がる。小倉あんは甘さ控えめで上品な味わいながら、ほんのりとした小豆の風味を感じられる。個包装なので、手軽に好きな分だけ食べられる。パッケージは、小倉のような赤紫色の背景に最中をイメージしたイ

          クリート パリッと食感に自家製小倉あんたっぷり