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トイレアレコレ・1 ぼっとんトイレ

わたしのぼっとんトイレ


小学生の頃まで住んでいた家が、ぼっとんトイレだった。

今の若い人には、??だろうけど、ぼっとんトイレとは、水洗式ではないトイレのことである。
トイレがただの穴、みたいなもので、「したもの」を、そのまま下に貯めていく。


もちろん和式の形状。
今の和式トイレの水が流れる部分が底なしになっていて、掘り下げられている。

お尻を拭いたペーパーも落としていく。
家族で「したもの」がそこに積み重なっていくのだ。

穴の深さは1.5mくらいはあったのかなあ?
子供の頃の感覚なので、自信はない。


定期的にバキュームカーがやってきて、家の外(トイレに隣接する自宅の敷地内)にあるマンホール(的な円形の蓋を開けて)から、「したもの」を回収してくれる。
その名の通り、巨大掃除機的役割の車で、車の後部タンクに繋がっている太い蛇腹のホースを、トイレの穴と繋がっているマンホールに入れて、一気に吸い取るのだ。
その吸引力はダイソンどころじゃなく、音も激しかった。

一応は、東京のことである。
とはいえ、建てられた時期の問題で(付近の下水整備)、ご近所は、ぼっとん、だったし、家の前の道も未舗装だった。

友達の住むマンションや新しい家は、当然水洗だった。でも、洋式は、記憶にはないかな。(わたしが出会えてなかった?)


当時の我が家のトイレ、記憶をたどって描いたものを載せてしまう。

描きながら舞台美術家だった妹尾河童さんの「河童が覗いたトイレまんだら (文春文庫)」を思い出した。
「河童が覗いたシリーズ」の細かくて正確な絵を「読む」のが楽しかった。

しかし、わたしは絵は、得意ではない。
小学生の頃、少女漫画風の絵を描いてはいたが、横顔が、左向きonlyと言えば、程度がわかるだろう。
だから、サイズ感とか、かなり適当。


トイレについては、色々書きたいことがある。
(思い出してきた)
ので、続きも書こうと思う。
その時、日めくりカレンダーにも触れようと思う(大した話ではない)。

昭和トイレの図



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