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バリウム排出作戦・2024~意外な展開編

バリウムが違う


昨年健康診断のバリウム排出についてnoteを書いた。
そして、今年もまたやってきたその時。
しかし、イレギュラーなことが重なり、去年の自分データが参考にならない事態に。
その顛末を書こうと思う。


わたしは夫の扶養になっているため、健康診断は夫の健康保険で扶養者が受けることのできる婦人科検診を受けている。

各市で会場を借りて行われる巡回健診だ。
もう10年以上、同じ場所で受けていたが、今年は検診一か月前を切った時点で動かせない予定と重なってしまった。

変更は可能だと記載があるので電話をかけて近隣の会場に変更をした。
そして、検査のための書類など改めて送ると言われたのでそれを待った。

届いたものを見て、検診業者がいつもと違うこと、それに伴い届いたモノの内容も違うことに気が付いた。


まず検便と検尿のセット内容が違う。
検尿の容器が初めて見るやつで、下に向かって先細り筒状なのは一緒だが、上部がスクリューで蓋として取れるものではなく、スクリューでゆるめると上にスライドし、筒側面に空いた楕円形の穴が露出してそこから尿を入れる仕様になっている。

最初は、へ~これならコップの先を折り曲げて細くしたら入れやすいかもと思ったのだが、検診前日に改めて見てみると、いつもならついている折り畳みのコップがない…。

えええ?! この穴に直接入れろと言うの?!とビビる。
男性だったらありえなくもないけど…。
まあわたしは無理なので自宅にあった紙コップをさがす羽目に。

検便の方は、便を載せる水に溶ける紙がいつもは二枚あったのに、それがないので、小さく不便であった。

また乳がんと子宮頸がんの問診票はいつもよりざっくりした内容。

この時点で、なんかいつもとチガウ感。


そして迎えた当日だが、予想は覆されることが無く、これまでの業者が良すぎたのかもだけど、全体が雑。
こちらに質問とか確認を求めるようなことが皆無。

乳がん検診の超音波も、いつもは何かあったのかと不安になるほど丁寧なのに、今回はざーっと一応全体見ていますって感じを否めず。

また、検査機器が全体に古い。
聴覚のは、聞こえたらボタンを押すとかじゃなくて、口頭で「聞こえた」と申告するアナログさ。
いつもは個票の管理もバーコードだが、それもなし。


ということで、問題の胃部バリウム検査だが、ここでも驚きが待っていた。


まず、バリウムの量がいつもの2/3~半分くらいで粘度も低いのに驚く。(→これについては、調べると昔より少ない量でもいいとの記事もあるが、機械の性能なのか、量では結果が変わらないということなのかは不明)


それから、検査の時に横になる台にも目を疑った。
いつもは滑りの良い綺麗なステンレス?的なものだが、今回はボロボロのフェルト生地?が敷かれているところに恐る恐る乗るハメに。

滑りが悪いので、右回りとか左回りとかめっちゃ大変で、これまたいつもと違うセパレートじゃないガウン状の検査着がひっかかって、下の方がめくれそうで嫌になる…。

外観からだと分かりにくいが、古い検診車らしく、昭和からの使用でも驚かないほど内部も経年劣化が見られるし、レントゲン撮る時も閉めるドアとかないし、え?え? ってのが多すぎた。


そんな戸惑いの中で撮影が終わり、「はいこれ下剤です」と、何の説明もないまま2粒を手渡される。
(例年は口頭&書面で説明がある上、ペットボトルの水も貰える)
下剤は、去年と同じく申し出て追加でもう二粒を貰ったが、その際に「(追加分は)5時間くらい空けて」とだけ言われる。

検査開始から30分後にはすべて終了し、午前10時前にまず一粒を飲んだ。
が、その20分後、やはりと思い、もう一粒も飲んだ。

そして、帰宅。

とにかく水は多めに飲み、バナナをたべ、ヨーグルトと麹甘酒を飲む。
お昼ご飯は、前日の残りのハンバーグともっと前の残りのミートソースのでパスタ。


さあ、こい排出!



ところが去年は検査終了から5時間後の15時には腹痛を伴う下剤による最初の排出が結構な量で始まったのだが、今回は15時になってもそのような気配がない。

ということで、まず一粒を追加で飲む。

17時頃に出たものの、量も勢いも去年の足元にも及ばなく下剤が効いているのか不安になる。

しかし、である。
今年はバリウムの量が少ないうえ、粘度も低かったため、去年までとは単純に比べられないのだ。

というか、むしろバリウムの量が少ないことで下剤が効きすぎるパターンを覚悟していたのでどういうことなのか解せない。

その後も、排出は始まったものの、下剤効いてる!!という腹痛を伴うような排出はなく、定期的に自分でトイレに行って試し、その際に少しは出る、という感じ。

う~、これは最初のころにもうかなり出ていたということ?という疑いが。
便の色も、もう真っ白ではないし。

とはいえ不安は拭えないため、ネットで調べると下剤は一日4粒まではよいようなので、就寝前の夜10時すぎに4粒目を飲む。

夜中に腹痛になるかもなとは思ったが、翌日も予定はないためヨシとした。


しかし、そんなことはなく目覚めた翌朝。

便秘がちのわたしの習慣である朝の一杯の水を飲み干す。

その後、多少の腹痛を伴い排出。

まだバリウムまじりだが、バリウムが残って固まってきたという感じはなく、重さもなく、一発フラッシュでブツは流れていった!

で、この時、ああ、今年はこれが正解のパターンなのかなと思った。


その後、下剤の影響か暫く弱い腹痛は残りトイレにも行ったが、感覚としては通常モードでバリウムの事は忘れていった。


ということで、想定外のバリウムの粘度と量でいつもと違う経過となった今年。


バリウムについては毎年この量で済むなら楽だなと思ったものの、検診全体としては例年の業者の方が圧倒的に信頼感がある。(ここに書かなかったこともあって)。


あと、バリウム検査は希望する人のみだが、やらない人も結構多いというのは改めて思った。
たしかに負担が大きい割に必要性に疑問符もあるようなので、ちょっと考えてしまうところ。


と、まあ、これが今回のバリウム排出の顛末である。


去年の排出作戦↓


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