自分の身の丈を知ること

何でも出来そうな気がしてたけど、何でもは出来ない。当たり前なんだけども。自分のやりたい事と出来る事は違うってのをわからないと、いつまでも地獄だなぁと思う。

それは自分の事を知るって事で、それが出来ない事によって生まれるのが生き辛さだよ。諦めってネガティブな意味合いでしか捉えられないけど、挑戦と無謀は違う。

もっとこうなりたい、ああなりたいって気持ちはある、きっと誰しも。で、そこを目指して努力してみる。そこまではOK。でもさ、そのまま誰かになろうとしても不可能なのにって思う事が多い。創作にせよ、表現にせよ、自分の持ってる武器を使いこなせなきゃ時間ばかりが溶けていく。そこを振り返らないまま、猪突猛進!て感じの人は一旦止まって振り返るのをオススメする。何が自分の得意な事なんだろう?って自己分析してそこに向き合う作業をずっとするのが大切なんだよね。上手くやれないって落ち込む前に、何が自分に必要で、何が不必要なのかを取捨選択していくの。

ギターが下手なら、リズムマシーン相手に只管練習したら良いと思うよ。歌が下手ならひたすら耳で音を取りながら録音して聴き返せば良い。ライブが下手なら上手い人をひたすら観て盗めば良い。結局、結果は反復の末にしか無い。

その反復の仕方を間違えないようにしなきゃなんだよな。

高い声が出ないのに合わない音程の曲作ってても仕方ないし、弾きこなせないのに変に凝った曲作っても仕方ない。

今の自分が出来る事を研ぎ澄ませなきゃ、新しい事なんて出来るわけないのに、最短距離ばかりを求めて潰れてく。もしくは気づかずに時間を溶かす。

自分を知る。

深く潜れ。

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