パンクになりたかった

2000年に公開されたSex Pistolsのドキュメンタリー、当時俺は高校2年生だった。
中学生の頃、近所のCDレンタルもやってるビデオ屋でよく分からないままピストルズを借りた。デイヴグッドマンの録音したデモのブートレッグ。
今から考えれば、あれが国内盤で流通してたのグレーだなぁと思う。
その時は全然わからなくてそのまま。

そして2年経って、どぎついピンクの表紙の本が売ってるのを見かける。
ピストルズのドキュメンタリー公開に合わせた特集号。

これね。

めちゃくちゃ目立つ。

で、その頃の俺はブルーハーツとか聴いてて、パンクっていうものをぼんやりと把握してた。

友達と楽器屋に行った時に見つけてよくわからないけど買わなきゃ!と思って買った。
内容は映画のレビューを絡めたピストルズの歴史やオリジナルベーシストのグレンのインタビュー。1996年の再結成の裏話とか。
ブギーボーイイクトさんや龍之介さんのインタビューが載ってた。

ここから本格的にパンクにのめり込む。

その時、ゼリ→ってバンドがデビューした辺りでよく聴いてたっけ。
青春パンクより前の話。


好きだったなー

今見返すとゼリ→のファッションはパンクというより、ハードコアなんだけども。
こういう格好がしたい!と思ってた高校生。

リストバンド付けてみたり革ジャン着てみたり。
マーチンは買えなくて、上野の中田商店で軍靴買って履いてた。

18になってからはよく原宿に遊びに行ってた。
下北沢と原宿。

パンクショップが当時は原宿にいくつかあって、ダサいながらもTシャツ買ったりしてた。
トゲトゲのリストバンドとか。

結局、20くらいまではパンクファッションに傾倒してたな。
喧嘩も弱いのにパンクだぜ!!って。周りがヤンキーになったり暴走族に入ったりする中、1人だけパンクだぜ!なんて。

懐かしい思い出。

革ジャンで彼女と待ち合わせて、向こうが普通にオシャレしてきたもんだからめちゃ揉めて喧嘩になったりね。

微笑ましいわ。

今はそういう格好はしなくなったけど、ビシッと決めてる若者を見かけたりするとやっぱ良いね!なんて思ってる。

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