弾き語りの事

更新が開いてしまった…

弾き語り、ね。弾き語りをまともにやり始めたのは2013年頃から。30超えてからですね。ずっとバンドでしかライブやってなかったから、始めた頃は全然違う雰囲気に驚いた。

人の感じもライブの感じも。

バンドだと良くも悪くも誤魔化せる部分が丸裸になるから、何年も苦労したっけ。未だに試行錯誤してるけどさ。何というか自分が始めるまではさ、弾き語りってもっと自由だと思ってたんだよね。バンドは型みたいなのあるけど。

でも実際色んなとこで弾き語り界隈のライブを観るようになると、既視感ばかり感じるようになった。みんな同じようなキャラ、曲、MCと。がっかりしたね。よっぽど楽曲が良くないと楽しめないし、ただ苦痛なだけのライブばかりで辟易した。弾き語りで人気な人ってマジで少ない。そもそも始めるハードルは低いけど求められるレベルはバンドよりはるかに高いんだよね。

でも、素人みたいな人も上手い人もごちゃごちゃにぶっ込まれるから観る方もやる方も地獄。お客さんもバンド界隈に比べて明らかに少ないし。

超凄い人もいるけど、そういう人は界隈で固まってるだけって感じ。勿体ないなと思う。

バンド以上に内輪ノリなんだよな。不思議と。

俺はバンドマンなので、そういう人達からはナメられる事が多い。バンドだったら負けないよって思うけど、それじゃ駄目なんだよね。

なので、ずっと自分の型を探してる。立つのか座るのか、譜面を見ながらか見ないか、MCは?曲のキーやテンポは?なんて考えてる。やるからには良いライブがしたい。何年やっててもそこは変わらないな。

今となっては自分の弾き語りしか知らない人も増えた。基本的にバンドで作った曲は弾き語りでやらない。というか、出来ないんだ。バンドありきで作ってるから弾き語りでやっても違う。わざわざ劣化版を人前で歌おうとも思わないし。

ソロはソロでって感じ。逆はあるけどね。

弾き語りの人がバンドやり始めると、全然良くないの、あれ不思議。ほぼソロのが良い。

だから、別なんだよね。観せ方も立ち振る舞いも。

その感覚は自分がずっとバンドやって来たからってのもあるけど。ただのバックバンドでしか無い人多すぎ。

バンドである必然性を感じないと言うか、それ打ち込みしてオケでやれば?って思う。

ソロからスタートしてる人とバンドからスタートしてる人の断絶。

同じ人が曲作って歌っててもね。

なんだかんだで弾き語りも長くなってきたし、場数も踏んできた。もっともっと良くなりたいなとずっと思ってる。だけど、自分の中でのゴールはいまいち分からないまま。

思うのは、いつまでやれるかなって事だけ。

死ぬまでやると思うよ。ペースは変わったとしても。バンドはいつか終わるけど、1人なら死ぬまでやれる。

耳と指さえ無事なら。

もっと良い歌が歌いたいから、日々勉強だわ。



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