見出し画像

情報をかけ合わせると価値がでる。

情報をかけ合わせると価値がでる。

そりゃそうだよ、ですね。
昨日、この経験をしました。

毎年1回、ある企業が発表しているデータを3種類取り出して、過去6年分を時系列に並べて3つのグラフにしたのです。それにコメントを添えてTwitterに投稿しました。ただそれだけのことなのに、過去最高にいいね!をもらい、フォロワーが20人増えました。

そのツイートに載せた3つのグラフは、このブログに掲載しています。

そう、ただの時系列の折れ線グラフです。工場の自動化に関わられている人がこれを見られて、いくつかの気づきがあったんだろうと思います。私も気づきがありました。「○○と△△が6年前の4倍に成長しているんだ!」って。データを見ていて新しい発見をした瞬間は本当にたまりません。


仕事で同じような経験をしたことがあります。

工場で、生産ラインに並んでいる機械が持っているデータをExcelで折れ線グラフにしました。それをきっかけに半年間で生産性が30%上がり、経済産業省のものづくり白書に取り上げてもらい、工場の見学希望が急増しました。最初に一緒にExcelのグラフを見ていた工場の担当の方は「いろんなものが見え過ぎる。このグラフの前にしばらく座っていたい」と言われていました。最初はただの折れ線グラフだったのに、です。

この事例は、2015年版ものづくり白書のコラムでも紹介されています。
(コラム:生産ラインの「見える化」による生産性向上)

さて、最後に情報をかけ合わせて失敗したことを紹介します。
ネット上に公開されている事実を2つ取り出して、1つの投稿にしてSNSにあげたことがあります。そしたら職場の関係者の方に「それはやり過ぎ」と注意されたことがありました。職務でやっていることが想像できる可能性があるから、という指摘でした。指摘した方には価値がある情報が流出する危険が見えたのでしょう。

データにちょっとしたかけ合わせする。意味がありそうなデータを抜き出して表現を変える。そんなちょっとしたことで、価値ある情報に生まれ変わって、成果につながる。こんな経験を持たれている方は多くおられる気がします。そういう体験を聞いてみたい。そう思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?