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おかっぱ書房と申しマスク

プノンペンの片隅で小さく営む代書屋おかっぱ書房です。
小さく営みすぎていて宣伝などをしていないので、名刺を作ろうかと思ったのですが。名刺がわりにマスクを作りました。

マスクでご挨拶

子どものころからマスクが好きではありませんでした。給食当番のときはしぶしぶ、今でいうアベノマスク規模の布マスクをしていましたし、大きな会社で勤めていたころは、インフルエンザが流行ると、先輩から「罹患したら戦力が減ってこっちが迷惑なんだからね」と言いたいのだろう無言の圧力とともにマスクを渡されたものです。
病院や歯医者を想起させるあのフォルムが苦手だったんでしょうね。
それが今では、マスクをしていないと逮捕という勢いの世の中です。わたしも日々マスクと肌荒れのいたちごっこの渦中におります。
ん、待てよ! 必ず人に会うときに目にするマスク。それならば、ここにロゴを入れて名刺がわりにしちゃえば? 我ながら、うしししと思った次第です。
マスクでご挨拶ということで。

お世話になった方々

オーダーしたのは、プノンペンでテーラーメイドをされているSuiJohさん。生地、ひもの色、マスクの大きさ、それからロゴの位置など色々とアドバイスをいただき、丁寧に仕上げてくださいました。
http://suijoh.com/en/
ロゴの刺繍見本の画像が送られてきたときは、かわいくて腰が砕けました。そもそも、おかっぱ書房のロゴマークを作ってくれた、イラストレーター(で、歌も歌っている)ないすちゃんには、「産んでくれてありがとう」を言いたい。
https://note.com/awatenice/

マスクのポテンシャル

名刺がわり、ご挨拶がわりなので、おかっぱちゃんのマスクは「おかっぱ書房と申しマスク」と名付けました。
感染症というウェルカムではないもののためにしているマスクは、決してポジティブイメージのものではありません。けれど、大のお気に入りのおかっぱちゃんのマスクをしているときのわたしの気分は上がり気味。
おそらく、これからまだまだしばらく、人類はマスクとともに暮らしていくことになるのだろうと思います。ご挨拶としたことでちょっとした和みをくれたおかっぱちゃん。
なるほど、マスクにもポテンシャルがあるな、と思ったところです。

これからもご贔屓のほどよろしくお願い申し上げマスク。


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