アドラーの「嫌われる勇気」を読んでいて、助かった話

久しぶりの更新。最近も少し話題の「嫌われる勇気」を、再度ちゃんと読み始めた直後、トラブルに巻き込まれそうになった時のお話しです。

最近在宅勤務が多く、また、産まれたばかりの子どものお世話などもあり、少しイライラしていました。

ちょっと気晴らしにと、自転車で久しぶりに遠出をした帰り道、事件は起こり(起こりかけ)ました。

横断歩道を渡る途中、私の自転車が、おじさん(40代くらい)が乗るクロスバイクと接触しそうに。

ギリギリ避けることができたのですが、すれ違い様に「×××、×××!!」と汚い言葉を吐きかけられ、思わず振り返りました。。

しばらくしてそちらを見ると、こちらを睨んではいたものの、反対方向に去っていったので、ホッとした・・のもつかの間、すごい形相で戻ってくるではありませんか!

私の自転車の横をピタリと並走しながら、お決まりの因縁、「誰を睨んでいるんや」「お前が俺の道をふさいで、何をしとるんや」などなど。。※別に怖そうな感じではなく、普通の中年おじさんです。

もともとイライラしていたこともあり、そのままつかみ合いの喧嘩に持ち込もうかと思うところでした。が、、

この時、本当に神の啓示のように、頭に浮かんだ言葉が「目的論」。なぜこの人はこんなに怒っているのか?

そう、自転車がぶつかりそうになって危なかった(=原因)からではなく、私を罵倒し、優位に立ちたいという自分自身の「目的」に沿って行動しているんだと。それによって私(=他者)に対しての優越性を単に感じていたいんだと。

ストーリーに出てくる「哲人さん」本当にありがとう!

おじさんにいろいろと言われ、げんなりとはしましたが、「ほら、あやまらんかい!」と言われすぐに「すいませんでした・・」という言葉がでてきました。競争に乗らなったのです!

本を読んだ直後に、すぐに実践できる状況に遭遇したのは初めてでしたが、役に立つものだと実感する出来ごとでした。このようなことが起こると本の内容が本当に自分の中に定着している感触もあります。

何だかんだでしたが、このように振り返ったあとは、穏やかな気持ちで寝床に入ることができた一日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?