42年生きてきて未だに心に強く残っている生き物の話をしてみる③
〜大分県佐賀関沖の無人島にはびこる悪魔、肉食ダンゴムシのオマル編〜
佐賀関(さがのせき)
この場所の名前を知らなくても、関さば、関あじという魚のブランド名のことは知っている人も多いだろう。この「関」は佐賀関の「関」なのである。
佐賀関とは何ぞ?
まずややこしいのは、佐賀関という場所が大分県にあるということである。
関さば、関あじ、九州の旨い魚、佐賀でとれるんだ〜、となりがちだが、佐賀関は佐賀からみて福岡を挟んで逆サイドの大分県にある。
なんでか?
知らん。
大分県北部にある丸っこい国東半島、これの南東、大分市を越えた先の先端にある半島、これが佐賀関だ。
我が郷土の九州福岡県北九州市門司と本州山口県下関市は関門海峡を挟んで最狭部は400mくらいの近さだが、ここまでとはいかずとも、九州大分県と四国愛媛県も実はかなり近い。
大分県側はこの佐賀関を突端とし、愛媛県からはグングニルの槍のように細長く佐田岬が突き出し、この海峡は豊予海峡と呼ばれ、ここが豊後水道の最狭部、距離は14km程度しかない。面倒くさいから、あとは地図を見てください。とりあえず九州と四国も近いんやでということ。
関さば、関あじって何で旨いん?
水路がギュッと絞られるということは、そこの流れが早くなるということ。これはバルブ屋の基本でもある。
実際に豊予海峡は別名、速吸瀬戸(はやすいのせと)と呼ばれ潮流が早く、この海域はプランクトンも豊富なため、ここで育った鯖と鯵は肥育が良く身も締まり、適度に脂ものったマッチョ、更に何故か体色は金色がかり、鯖界、鯵界の黄金聖闘士(ゴールドセイント)として「関」サバ、「関」アジの冠を戴いている。
Wikipediaからの完コピに近いが、この海域は波が高く海底の起伏が複雑で漁網を使った漁に適さないため、伝統的に「一本釣り」が漁の手法である。また、生きた状態で取引がされるため、重さを量ることなく水面の魚を見て大きさや重さを判断する「面買い」(つらがい)で売買がなされる。とのこと。「面買い」ってワード、なんかいいよね。
そういえば私も、避けられない会食で滋養のあるものを食い(本当はあんまり食いたくない)、筋トレの激流で3年間程泳ぎ続け、好きなサウナに入り続けたところ、適度に薄ら皮下脂肪の乗った(本当はこれは無くしたい)、身の締まったツルツルボディを手に入れました。
今後は「関おじ」として市場に流通していこうと思います。面買いされないかな、、
は?
無人島大国JAPAN
ここでトリビアをひとつ。
日本にいくつの無人島があるか知ってますか?
その数なんと約14,000島。
島の数える単位って何だ?と思って調べたら、シンプルに「島」だった。武治はまたひとつ賢くなった。
この数は世界各国の中でもトップ10に入る数で、国土は小さくとも日本は無人島保有大国なのである。
何が言いたいかと言うと、日本はそこらかしこに無人島があるんやでといふこと。
無人島の探し方&行き方
高校から大学にかけて大体毎年、そして社会人になってからも何度か無人島にサバイバルをしに行ってきた。
その手法は簡単。
地図帳を開く。(当時はスマホもない、GoogleMapもない)
↓
せーので大体の場所を決める。(地元北九州から行きやすいように北九州から半径200、300kmくらいには絞る)
↓
指を指した場所の地図を細かく見て、無人島っぽい島がボチボチありそうか確認する。
↓
行ってもOKな無人島か確認する、許可をとる。
誰だってそうする、俺もそうする。
↓
OKならば行く。
以上である。
もう少し細かく説明すると、
行く
↓
付近の漁港付近で漁師のおいちゃんと仲良くなる。
「私を無人島に連れてって」と原田知世ばりのトレンディさでお願いする。
or
瀬渡しの船を探す。
↓
おいちゃんの漁船or瀬渡しの船に乗る。
↓
出航、無人島へ。
である。
おっとそろそろ1500文字を超えて程よい塩梅か?もうちょっと長くていいのか?まあいいや。続きはまた。
余談。地図といえばゼンリンさんですが、ゼンリンさんは北九州の企業です。創業は大分県別府だけど。(色々お世話になってるので詳しい)
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