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OKZ Wöchentlich 32(2022.09.22〜)

観た映画

日の名残り

カズオ・イシグロ原作のやつ。「モーリス」のジェームズ・アイヴォリー監督の作品(あと80代で君の名前を呼んでの脚本を手がけて話題になってる)。

この監督の作品は光や焦点の扱いの巧みさが本当にステキ!冒頭のあたりでアンソニー・ホプキンスが廊下を歩くシーンで、窓を横切るたびに人物に光が差す演出とか、凄くグッとくる…。動きがある前提だから一枚絵や漫画では真似できないかもしれないけど、とてもいい。

昔の作品全部に言えることだけど、こういうのをデジタルじゃない時代に撮ってたのすごいなぁ。フィルムを現像してこんなの撮れてたらガッツポーズしちゃうよね。

何を描いてるかよりも何を描いていないかが秀逸な映画。握手で別れて終わる感じの関係性。ジョン・カーニーの作品とかもそういうとこあるけど、結構好きかもしれない。

映画はアリスから始まった

東京での上映が終わっちゃってて他県へ遠征してみに行った作品。これでクソ映画だったら絶対許さないからな!!!!と思ってたんだけどすごく良かった…。

故人の足跡や手がかりを集めていくドキュメンタリーなんだけど、随所にスタイリッシュなインフォグラフィックやアイコンを散りばめていて視覚的にとても楽しい演出だった。好き。アリス・ギイの足跡を追うロードムービー的な楽しさもあった。そして私が今情報を浴びまくってる19〜20世紀の変わり目の時代の暮らしぶりや文化やファッションもすごく参考になったし好き!

女性が映画業界で才能を発揮していくストーリーなのでウーマンリブ的な側面もあったけど、そこまで押し付けがましくなく、エンパワメントはしつつちょうどいい味付けだった(なのでパンフレットのコラムが上野○鶴子さんなのがちょっとガッカリ…)。

前半でアリスがどれだけ素晴らしい業績を上げたか、彼女の作品がどれほど画期的だったかを詳らかにし、後半で彼女が映画史から無視され続ける理不尽さを掘り下げ(ここで見てる人間はなんでこんな偉大な監督が無かったことにされるんだ!むきゃーー!ってなる)、最後に保存されていた彼女のフィルムの封がどんどん開かれ、改めて見直され…っていう展開も上手い。終始ワクワクしたし、心地よく感情をコントロールされる感じ。いい作品。他県まで見に行った甲斐があった。

映画黎明期のドキュメンタリーはメリエスの映画も観たけど、どっちの映画もトーマス・エジソンが悪いやつだった…!クリエイターさくしゅ。

読んだ本

図書館で借りた本。よかった。

いい作品をたくさん描いてるのに画集すらない(あるいは手に入らない)ロシア画家ってすごく多かったんだけど、ここ最近の諸々のせいでますますロシア美術へのアクセスが難しくなって悲しい。

アリス展とか

美術館に久しぶりに行きました。とても良かった。

相変わらず漫画描いてばっかり

しかも載せられないやつw デッサンは上手くなってる!

R18シーンのネームの添削が返ってきたんだけど、解説が知りたい方向の話じゃなくてちょっとうーん。ってなっちゃった。R18って好みによるところも大きいのだと思う。

シャツ神様

シャツの描き方について有益すぎる解説をしてくれてる方がいたのでシェア。

ちょっと前まで教本やネットの講座でこういう情報をかき集めていたので本当にありがたい…。このネオニート何者なんだろう?
Twitterもぜひ。

とにかく、これでワイシャツつよつよ絵師になれる気がする!頑張る。

ICスクリーンがクリスタでもらえるよ(※対象はEX月額プラン)

漫画描いてる人、特にグレスケじゃなくて白黒でやってる人向けかな?毎月30種ってすごいな…。

以下はさらにニッチな情報ですが、ネームをProcreateで描いてクリスタで漫画にしてる人向けの情報。

ぴくみん

時間を惜しんで漫画を描いていたらすっかり筋肉量が落ちちゃって、危機感を覚えて“歩きゲー”を始めました。

ポケモンGOもやったことなかったから、とても新鮮。まんまと毎日1万歩とか余裕で歩いてます。在宅仕事なのに…。
可処分時間が減ると思いきや、朝起きて歩くぞーーー!!って出かけてハイになって絵を描いたりしてる。ゴロゴロしたりする余計な時間が減っただけで絵や漫画はむしろペースが上がってるかも!

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