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3ヶ月間、毎日クロッキーとかしたらさらに絵が上手くなっておまけで健康になったよ。という話



前回の記事で2か月クロッキーやデッサンを頑張った話を書きました。練習の内容は毎日のクロッキー(全身&手足)、時々モルフォ本の模写、毎日のアイデアスケッチです。


で、そこから1か月。相変わらず毎日のお絵かき習慣を続けられているので、経過報告と参考になった本の紹介(※アフィリエイトリンクです)など。

三ヶ月終えた時点で感じた練習の効果

・手足がよりディテールまで描けるようになった。
・右向きの絵がかなりマシになった。
・ちょちょっとなんとなく引いた線でもそれっぽく決まるようになった
・顔の表情が出せるようになった
・ちょっと前の自分には絶対描けなかった難易度の高いポーズも描けるようになった。
・漫画やイラストを描く時にポーズやアングルのバリエーションが増えた

などなど。

上達曲線はなだらかに。

とはいえ、流石にもう最初の頃みたいに、1か月前の絵と全然違う!みたいな変化はなくなってきました。

ある程度レベルが上がると、次のレベルまでかなりの経験値を貯めないとレベルアップしなくなっちゃう…みたいな感じだと思います(まだまだレベル低いんだけど)。

ちょっとずつ解像度が上がっている感じはするので、次なるブレイクスルーに期待。


【3月のできごと】

2月までの練習は継続しつつ、練習メニューを増やしたり工夫してみました。なるべく手短にご紹介。

箱モルを卒業して、本モルを開始。


本モルとは、「モルフォ人体デッサン」という本のこと。いろいろシリーズがあるけど、これがはじまりの一冊。本家モルフォ。

ほどよくデフォルメされた箱モルと違い、デッサン!!!という感じでやや難易度高めのこの本、去年手をつけたときにはすぐに挫折してしまいました。まだ早かったみたい。しかし毎日クロッキーを続けてきた今の自分にはちょうどいい負荷で、投げ出したくなるほどの難しさではなく、なおかつ効いているのが分かります。今は100ページほど終わりました。

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加々美高浩さんの本で手の描き方を学ぶ

先月から手の練習はしていたけど、形は取れるようになっても「ぐっと力が入っている感じ」とか「だらんと力が抜けている感じ」みたいなニュアンスがうまく出せずにいました。

で、評判が良かったのでこちらを購入。kindle版はたまにセールしてます。

今まで自己流で描いてて、この部分にこういう線あるよなーというのは何となくわかっていたけど、「こんなふうに指を曲げるとこの部分が圧迫されて太くなる」とか「伸ばすと水かきがこのように引っ張られる」とか、きちんと仕組みから知ることができて目から鱗ポーンの連続でした。買って良かったなぁ、とつくづく。

ただ、この本の模写ではうまく描けなくて半泣きになることもしょっちゅうです。手のクロッキーでは比較的サクサク描けていたつもりなんだけどなぁ。

なかなか進まないけど、一冊終えたらかなり実力がつきそう!

複数の人物がいる写真の模写

そういえば人物複数いる絵が苦手なのを思い出し、Pinterestで良さげな写真を集めて、クロッキーをしてみました。

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これだけで構図のヒントになるし、二人いるとそれだけでストーリー性があるし、練習の強度も上がります。クロッキーに慣れてきた人にはとてもおすすめ!これは1組3分くらいで描いたやつ。

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ちなみにSenshiStockというポーズサイトは複数人のポーズだけを指定できます。右上のタグのマーク🏷を選択してGroupにチェックを入れればOK。


腕に違和感を覚えたのでストレッチを日課に

描く量が増えたからか、ちょっと腕に違和感が出るようになりました。もともと筆圧が強いので良くないみたい。最近運動やストレッチをサボっていたなーと反省して、毎日のメニューに加えました。

あと運動大事。お花見がてらウォーキングを再開。

結果的に前よりも健康になりました。

昔は無理して描いて悪化して、描けない期間が何ヶ月も…なんてことも多かったけど、いい大人なのでしっかり管理せねばと思います。

完成絵を描いて凹む

クロッキーが上手になることが目標ではないので、クロッキーだけじゃなくて作品として完成させる練習もせねば!!と思ってクリスタでいろいろ描いてみたら、

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自分の脳内にあるイメージと比べるとかなりショボいアウトプットになってしまって、描くたびに落ち込むパターンに。背景に何描いていいかわかんないし、描くとますますダサくなるし。色塗るとがっかり感増すし。

「頭の中にあるすごい作品が実際にアウトプットしてみるととてもショボい」現象。それは、今まで私や多くの絵師たちのモチベーションを削いできた魔物…!

で、そういえばそんな自分にぴったりの本買ってたなーと思って改めて読み返してみました。

この手の教本て、一冊のうちに自分が知りたかった情報が何個か載ってればまあ当たりなんだけど、この本は本当に使えるTIPSが多い…!買っておいてよかった~~~。

内容は「イマイチな例」と、それを改善した例数パターンの紹介が中心。構図やちょっとした小技、テクスチャや配色など様々なトピックを扱っています。

とはいえ、ただ読んだだけじゃ身につかないことが判明したので(なにしろ去年一通り読んでるはずなので)、今回は紹介されているアイデアを一つ一つ実践してみることにしました。まだ全部ラフだけど…

テーマ:シンメトリー(安定感。鉄板の表現)

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テーマ:みんな同じ方向(一体感やアイキャッチ効果が生まれる)

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テーマ:みんなバラバラ(ワクワク感や活気、キャラの個性が出る)

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自分だけでは思いつかなかった構図やシチュエーションのアイデアも出てくるので、お題箱として使ってもいいかも!

たくさん描くモチベーションこそがいちばんの収穫

3月の練習量はスケッチブックで毎日6〜8ページくらい、日によってはもっと。これほどの量を毎日描いているなんて、去年は全く想像していませんでした。


今までの自分は「あー、今日も何にも描かずに終わっちゃった…」の積み重ねの毎日で、「好きで描き続けられる」ことも才能の一つだとしたら、自分には才能がないっていうことなんだろうなあ…と悲しく思っていました。

でも、ここ最近は楽しくて描く→上手くなる→上手くなって楽しいからもっとたくさん描く、というインフレスパイラルが起こっている感じ。


描きたいっていう気持ちの源泉は、生まれつきや若いうちに決まってしまうわけではなくて、いくつになっても増やしていけるみたい。



今後の課題

○完成絵の量とクォリティを上げる

○建物とインテリアの練習

○アナログ絵もやりたい


なんと、4月になってもちゃんと続きました↓。そろそろ国民栄誉賞もらえるんじゃないかな☺️


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