性格が仕事に出る
美容室で感じたこと
僕の通う美容室は、元々僕が駅前のお店の店長時代に、美容師の専門学生だった子が、現在店長、エリアマネージャーとして活躍しているお店で、彼ら、彼女らを応援したいという気持ちもあり、彼らが社会人になってからは、ずっとその2人がいるお店に通うようにしています。
男性が27歳でエリアマネージャー、女性が28歳で店長という2人です。
今日は、女性の方の、店長にカットをしてもらったんですが、いつもはエリアマネージャーの男性にカットをしてもらっています。
仕上がりは同じような形のカットに仕上がるんだけど、手触りが少しいつもと違っていて、男性スタッフにいつも切ってもらうと、バリっとした感じになるのに対し、今日女性スタッフに切ってもらったら、ふわっとした感じになりました。
でも、仕上がりはほとんど一緒なんです。
なんでなんだろうな、って思って行き着いたのが、性格だろうなと。
性格が、仕事に表れるんだろうなっていうのが、僕の答えです。
僕たちの仕事も同じで、明るい人は、明るい接客をしますよね。
優しい人は、優しい接客。怒っている人は、怖い接客。
料理だって、几帳面な人は、丁寧な料理。大雑把な人は、大味な料理。
性格が仕事に出る。
もちろん、技術は努力によって向上します。
だから、技術的な部分というのは、ある程度みんな同じくらいのレベルまで高めることができるんだろうけど、最終最後、性質、質感、みたいな領域には、おそらく性格が出るんじゃないかなって思うんです。
それが、その人の仕事の魅力であり、個性に繋がるのかなって思うんですよね。
だから、極論は、いい仕事をするためには、いい性格を身につけるべき、ということです。
特に、お客様を直接前にして仕事をさせていただく僕たちというのは、それが大事になってくるのではないでしょうか。
最後に。
その美容室の2人、スタッフへのものの頼み方、とっても聞いていて心地がいいんですよね。あとは、指示したことをやってもらった時に、必ず「ありがとう」って言ってるんです。
今日、そのことを伝えたら、「自分たちが下の時、上の人にしてもらいたかったことを、今上になった自分たちはやろうと思って、大切にしています」って返ってきました。
彼らの謙虚さが出ているエピソードだなと思いました。
人へのものの頼み方、またそれに対するお礼。
自分が相手の立場だったら、って思いながら、できているかな?
そんなことも考えさせてもらえました。
年齢問わず、素晴らしい人財からは学ぶことが多いですね。
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