終わりが見えてきた... - 「we'll see what happens with South Korea.」

 今回は手短に。終わりが見えてきたようだ。

 GSOMIAの件について、米国務省などからは「失望」(Disapointiment)という強い表現が出ているが、これもあくまで表面的な物でしかない。多くの方が今回トランプ大統領からこの件に関してTweetされていないことが不思議だ、というような指摘がなされているが、それもやむを得まい。お金、特に銀行に関することは、事前には絶対表に出ない機微情報なのだから

 山一証券の時も、北海道拓殖銀行の時も、リーマンブラザーズの時も筆者は現場に立ち会っていたが、マネーマーケット周りの話はメディアには一切出なかった。当然であるが現場の担当者達にもいわゆる「箝口令」が布かれることになる。国に関することならなおさらだろう。

 銀行を退職している筆者でも書けるのはこのレベルまで。何しろ事実確認が不可能なのであくまで推測の域を出ない。「金融制裁だ!」と相変わらずネット界隈は喧しいが、金融はそんなに軽い物ではない。いつもそうだが事は静かに進行していく。(貸出新規、ロールオーバーの停止、etc.)

 奥歯に物が引っかかったようなつぶやきで申し訳ないが、トランプ大統領のこのコメントが全てを表していると筆者は推測している。

「we'll see what happens with South Korea.」 見守るしかなさそうだ。

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