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「損切丸」ー 「金利」編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2021年5月の記事一覧

金利は語るⅣ。 - 米CPI@+4.2%発表後, ”まさか” の金利低下。

 米CPI@+4.2%発表後, ”まさか” の米国債金利低下。正直10年で@1.60%割れは想定外。CPI…

損切丸
3年前
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復活・「意地の悪い相場」。

 ここ数日、筆者もそうだがビットコインに釘付けになった方も多いのではないか? 休日でも取…

損切丸
3年前
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金利は語るⅢ - 米国債の ”変な感じ” 。

 前稿でやっぱり不気味な中国国債の金利低下。↓ を書いたが、米国債も大分 ”変な感じ” だ…

損切丸
3年前
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やっぱり "不気味" な中国国債。

 ただただ "不気味" な中国国債の金利低下。(5/12稿 ↓ )の続編。  欧米や他の国債市場…

損切丸
3年前
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日銀バランスシートの「未来予想図」。

 日経平均やビットコインが荒れ模様のようだが、ちょっと一息入れて「日銀バランスシート」の…

損切丸
3年前
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”値上がり” は景気の腰を折るのか?

 4月米住宅着工件数 157万戸(▼9.5%) 予想 170万戸 前月 173.3万戸  ←  速報値173.…

損切丸
3年前
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金利は語るⅡ - テスラ、ビットコイン、ナスダック、加権指数(台湾)の ”変な感じ” 。

  "To clarify speculation, Tesla has not sold any Bitcoin."  ビットコイン(BTC)が何だか "変な雲行き" である。 ”環境問題” を理由にマスク氏がテスラ社の自動車代金決済にBTCを使用しないと宣言してから動揺が続いている。トレーダー達はその "真意" を図ろうと必死に売買。この土日(5/15・16日)もお休みお構いなしで激しく売買されていた。その中心は中国か韓国か、はたまた欧米か - 一昔前の広告風だと:

金利は語る。

 アメリカCPI@+4.2%の衝撃。(5/13稿 ↓ )で一度は一気に売り込まれた米国債だが、10年…

損切丸
3年前
9

「投資」の "3車線" 。

 高速道路を走ると "3車線" に分かれることがある。皆さんはどの車線をよく走られるだろうか…

損切丸
3年前
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アメリカCPI@+4.2%の衝撃。

 4月米CPI(年率)@+4.2% (予想)@+3.2% (前月)@+2.6%  日米欧の主要国で金利を…

損切丸
3年前
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ただただ "不気味" な中国国債。

 4月から5月にかけて中国の国債金利が低下している。10年で@3.2%台だった金利が今日(5/12…

損切丸
3年前
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「お金」 > 「物」の量の状態が変わらない限り、物価上昇循環は止まらない。

「デフレよりインフレの方が "まし" 」  最近こういうコメントをネットでよく見る。30~40…

損切丸
3年前
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金利が「K字型化」する国債市場 ー  ”しわ寄せ” は "弱い側" へ。

 2020年から2021年にかけて米国債中心に一斉に金利が上昇してきた国債市場。だがここへ来て「…

損切丸
3年前
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米国債の名目金利は "低位安定" なのにBEI(予想物価率)が再度上昇を始めたのはなぜなのか。

 日本の連休中にブラジル中銀は+0.75%利上げを決定した。ほぼ市場予想通りのようだが、これで政策金利は@3.5%。ブラジル・レアルが売られてていたとは言え、トルコ ↓ 程ではなく為替防衛が主眼ではないようだ。  真の問題は物価上昇圧力だ。2020年前半まで+2%台(年率)で安定していたCPIが直近では+6%超え ↓ 。通貨安の影響がそれ程でもなく、まさにインフレ真っ只中。利上げの効果で通貨レアル自体は持ち直しているが、それでも政策金利@3.5%はまだまだ十分に高いとは言え