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「損切丸」ー 「金利」編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2021年1月の記事一覧

ちょっとしたマーケットの変化@2021.1.30 ー ジャングルでは減っていく「餌」の奪い…

 1.ドイツの物価上昇率(CPI)が▼0.3% → @+1.0%に急上昇。  12月ドイツCPIが予想を…

損切丸
3年前
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”言い訳” に終始する日銀。

①「ETFおよびJ-REITは、当面、年間約12兆円、年間約1,800億円に相当する保有残高の増加ペース…

損切丸
3年前
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蟻に倒される象 ー e.g. ゲームストップ株の ”ショートスクイーズ” 。

 ”ゲームストップ株がストップ高”  なにやらおじさんの駄洒落のようでもあるが、株式市場…

損切丸
3年前
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中国人民銀行が「金融引締め」へ転換?

 "1/27の中国短期金融市場で、主要短期金利の1つである翌日物加重平均レポ金利が一時@2.993%…

損切丸
3年前
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ちょっとしたマーケットの変化@2021.1.26 ー 「民主党相場」へ移行?

 少しマーケットの風向きが変化してきたようだ。筆者には全体に「民主党相場」に移行してきた…

損切丸
3年前
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「日銀バランスシート」アップデート@2021.1.20 ー e.g.「米・民主党政権」=「ド…

 まずは最新@2021.1.20の「日銀バランスシート」。  何とかバランスシートの膨張は食い止…

損切丸
3年前
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ちょっとしたマーケットの変化。@1/20

 1.「ドル建日経平均株価」がバブル期の高値を更新  銘柄が入れ替わっているとはいえ、ドル建で日経平均が高値を更新したのは1つのマイルストーンだ。バブル期の高値が1989年12月29日の@$270.3(ドル円@144!)。1/19終値では@$275.69(@¥28,633.46)。  2.株のスタートダッシュは不調気味  NYダウ、ナスダックともアップダウンを繰り返しており、お世辞にも2021年は好調な出だしとは言えない。  *政権が民主党に変わり様子見だろうか。米国

「K字型」回復がもたらす ”歪み” 。 ー 政策は「MMT式B.I.」に向かうのか。

 2020年後半から盛んに言われ出した「K字型」回復。従来の「V字型」や「L字型」(日本が典型…

損切丸
3年前
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日本のCPI「下方バイアス」のカラクリ。ー 金利も賃金も年金も「下方バイアス」。

 ”2021年度の公的年金の支給額が0.1%程度の引き下げの見通しとなった。物価や賃金が伸び悩…

損切丸
3年前
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日銀の「出口戦略」 ”ステルス” から "地上" へ。 ー 「表向き」と「本当の事」を見…

 ”金融政策の柱である長期金利操作の運用見直し案が日銀内に浮上していることが分かった。上…

損切丸
3年前
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「金利」を考える人達。 ー ”数字” に溺れない為に。

 「10年-20年より5年-10年の方が理論価格より割安だよな」  トイレで用を足している時に…

損切丸
3年前
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ちょっとしたマーケットの変化。@1/15

  1.イタリアとギリシャの「信用力」が一時逆転  経済規模などで EU内の ”序列” がイタ…

損切丸
3年前
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「価値が減る!!」Ⅱ ー 動いていないと死んでしまう「投資銀行業界」という「回遊…

 いつも年初1月には勝負を賭けてくる事が多い「投資銀行業界」。だが主要市場、特に株式市場…

損切丸
3年前
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「対外証券投資」研究。 ー FX、株、金利市場動向+「日銀バランスシート」の "裏付け" として。

 米国債市場も10年で@1.18%( e.g. 2020年高値@1.19%)を付けた当りでショートカバーが入り、ようやく金利上昇が一服。金利上昇傾向を受けてセントルイス連銀のブラード総裁(2021年FOMCの投票権無し)が米債券購入の ”テーパリング” の議論を牽制したこともきっかけにはなったようだ。  ところが金利が低下したことで今度は「ドル売り」が再開。1.12.「米国債金利上昇」と「ドル安」の相互メカニズム。↓ はしっかり働いている。  さて本稿では「損切丸」が現役