「インフレは死んだ」は本当か? ー 「お金バラマキ」 →「デフォルト阻止」による歪みは金利市場へ。
標題添付はOECD加盟37カ国の債務残高の推移を示したグラフ。2021年までに何と+12兆ドル(約1,270兆円)もの増加が見込まれているという。過去に例を見ない天文学的数値であり、その大半は ”主要通貨” ドルだ。
このような政策になったのには伏線がある。リーマンショック(2008年)で欧米は大手金融機関の「デフォルト」整理という政策選択をしたが、*予想外に膨大なコストと時間を要した。その「学習効果」が今回の「お金バラマキ」→「デフォルト阻止」政策に繋がっている。