ドイツからインフレの足音? ー サービス業で「コロナ・コスト」を価格転嫁。
6月の速報値ベースだが、ドイツのCPI(消費者物価)が+0.9%(年率)と前月の+0.6%から反転した。面白いのはサービス業の+1.4%。コロナ危機で苦境に陥った飲食、理・美容業、化粧品関連サービス業などが感染防止措置のコストを積極的に転嫁したという。
3月の株の大暴落で下に突っ込みすぎた指標がリバウンドしたこともあるだろうが、もっと大事なのはドイツの国民性だ。ドイツマルク金利取引に従事した経験からいうと、彼らは価格や値段には絶対妥協しない。経済危機になろうが国が潰れよ