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「損切丸」- 「株・為替編」

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「損切丸」から株、為替のマーケットに焦点を当てた note。
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#過剰流動性

止まらない「過剰流動性」ゲーム - バローメーターはビットコイン

  "CPIショック" はちょっと大袈裟だが確かにマーケットの雰囲気は一変した。特に米国債とJGB…

損切丸
2週間前
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「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」

 「投資」の考え方としては大きくこの2通りになる:  A.「インカムゲイン」(Income Gain…

損切丸
3週間前
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続・米国経済本当は強い?弱い?

 米国経済本当は強い?弱い?|損切丸 (note.com) の続編  もう1年余りNFPにマーケットは…

損切丸
3週間前
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溢れる「過剰流動性」の "器" - 「逆イールド」の米国債 → ナスダック → ビットコ…

 2023年、シリコンバレー銀行(SVB)やシグチャー銀行を吹き飛ばした米国債の "暴風雨” 。早…

損切丸
1か月前
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やっぱり「インフレ」しかない

 地味ながら3/21に金融政策の ”予想外” が相次いだ  対照的な2国だが、現在の世界の経済…

損切丸
1か月前
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勝手が過ぎるヨーロッパ - 拙速な「利下げ」は危険

 もうECBは完全に「利下げ」前のめり。全くこの人達は何を言っているのだろう。どうもきっか…

損切丸
1か月前
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2024年は「お金の大移動」の年 - FRB「利下げ」の行方 

 注目の2月米雇用統計はまた投資家泣かせの微妙な数字。NFPのヘッドライン+27.5万人を見て「先月より減った!」と米国債は買い(金利は低下、5年債は一時@4%)、ドル円は売りに飛びついたが、そもそも+20万人台は弱い数字ではない。慌てて6月に「利下げ」を急ぐ理由には成り難い  年内の「利下げ」は依然7月開始~▼0.75%が有力だが、面白いのは30年金利が指標発表前よりむしろ上がったこと。1つは「利下げ」を見越したイールドカーブの「スティープニング」取引、e.g., 5年買

ヨーロッパから聞こえてくる ”悲鳴” - AI相場は高速回転の ”インフレマシーン”

 ECBは大方の予想通り政策金利を据え置いたが「インフレ率」の見通しを引下げた事から一時ド…

損切丸
1か月前
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「過剰流動性」が生んだ "怪物" ビットコイン

 不気味に上がり続けるビットコイン(BTC)。ブロックチェーンとか半減期とかマイニングに電…

損切丸
2か月前
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米国経済本当は強い?弱い?

 「強い」 - ことアメリカの「雇用」については統計が出る度にそう唸ることがもう1年以上…

損切丸
2か月前
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「逆イールド」が奪う「銀行」の体力 - 「これ以上金利上昇に耐えられない」 ≓「過…

 前稿.「金利」が低下したのに「ナスダック」が売られた - "慌てず勇気を持って挑む" 2024…

損切丸
2か月前
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「金利」が低下したのに「ナスダック」が売られた - "慌てず勇気を持って挑む" 2024…

 こういう不思議な事がずっと米株式市場で語られてきた。まあウォール街特有の ”為にする理…

損切丸
3か月前
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まだまだもの凄い「金融緩和」-まるで昭和の ”牛歩戦術” 的「利上げ」

 これは "FACT" (真実)。▼0.10%をチャージされているのは500兆円余りの日銀当座預金のう…

損切丸
3か月前
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”ノドに刺さった骨” -「日銀」が動いて初めて「インフレ」退治が始まる

 市場予想通り日銀は政策変更を見送ったが、案の定その後の植田総裁の記者会見が注目された。その中で Bloomberg 社に掲載された記事が興味深かった。データサイエンスの「ワードクラウド」の分析によるとと12/19の会見 ↓ に比べて今回( ↑ 標題添付)は「マイナス(金利)」「賃金」が増えているという。なるほど、さすがAI時代  マーケットは素直に反応し、会見後ドル円は売られ、一時+400円以上も上げていた日経平均も結局前日比マイナス圏で終了。こちらは典型的 "Buy t