マガジンのカバー画像

「損切丸」ー「グローバル&地方」編

860
世界各地や日本各地を眺めてみて経済面から考えた note。
運営しているクリエイター

#中国

"チャイナプレミアム" の出現と中国の苦況

 かつて日本のバブル崩壊後 "ジャパンプレミアム” という現象が起きた。筆者は英銀に転職し…

損切丸
5か月前
19

逃げ出す「お金」。向かう先は...@2024

 海外からの対中国直接投資が2023年は前年比▼80%以上も減ったという。不思議なのは中国政府…

損切丸
7か月前
20

「米中首脳会談」と「原油安」と「ルーブル高」。ー これは偶然なのか。

 原油価格と中国CPIと年内選挙先送り。|損切丸 (note.com)  から繋がりで読んで頂けるとい…

損切丸
10か月前
16

大き過ぎて潰せない。 "Too Big to Fail"

 なるほど、国内法では「破産」の概念が適用出来ないからNYでチャプター15か...。 「時限爆…

損切丸
1年前
22

マーケット概観 ー 金利、FX、株、etc. @01 Aug 23

 さて日銀YCCの「7月の変」を経てマーケットも徐々に夏休みモードに。FRBによる+5%もの「世…

損切丸
1年前
20

世界経済は奇妙な "股割き" 状態。ー 日本は "ゴルディロックス" ?

 金利市場に20年以上従事した「損切丸」だが、こんな事態は見たことがない。CPI(消費者物価…

損切丸
1年前
20

コロナ後の世界 Ⅳ - 「インフレ」「デフレ」どちらに向かうのか?(続編)

 2年半前(2020.5.11)の投稿 コロナ後の世界 Ⅳ - 「インフレ」「デフレ」どちらに向かうのか?|損切丸|note で恐縮だが、「インフレ」「デフレ」どちらに向かうのか?について1つの答えが出てきた。  国際政治の状況は単純化出来るものではないが、「アメリカ側」と「中国側」で色分けすれば、最新はこんな感じになる ↓ 。  この30年間で進んできた「グローバル分業」の流れが「コロナ危機」と「戦争」で真っ二つに割れ、物価については「アメリカ側」=「インフレ陣営」と「

「エネルギー安全保障」と「脱・中国」。

 首相が「原発新設+再稼働」を切り出す中、監督官庁である経済産業省から「蓄電池」について…

損切丸
2年前
19

続・「FRBの総意」=「@4%」。「利上げ」の鍵は「雇用コスト」。ー FXでは「通貨安…

 「FRBの総意」=「@4%」。「利上げ」の鍵は「雇用コスト」。 ー ”買いたければ売れ” 。…

損切丸
2年前
12

眠れる?「灰色のサイ」。 ー 予想外の中国「利下げ」が示唆すること。

 ①感染拡大②雇用不安③不動産危機の悪化で企業・消費者が借入に慎重になったというが、統計…

損切丸
2年前
18

「お金」は「中国」から「日本」へ? Ⅱ ー 「人」も国内回帰へ。

 「お金」は「中国」から「日本」へ? ー 「円安」を利することができるか。|損切丸|note…

損切丸
2年前
18

「分断」に向かう世界 Ⅱ。ー 「新・鉄のカーテン」とマーケットの「二重化」。

 「分断」に向かう世界。 ー 為替レートが示唆する ”パラレルワールド” 。|損切丸|note…

損切丸
2年前
13

経済の「正常化」 →「信用リスク」低下 → 「高金利通貨」の金利は低下、主要国金利…

 米国株式市場の「大統領選祭り」は相変わらず続いているが、マーケット全体の流れとして定着…

損切丸
4年前
15

上がり続ける中国の「実質金利」 ー 対照的に低下する欧米。

 9月の中国の消費者物価指数が年率@+1.70%と発表された。8月の@+2.40%からは▼0.70%下落しており、 ”見た目” の輸出や消費の回復の割には景気が本格的に反転上昇しているとは言い難い数値だ。  これを受けて中国の「実質金利」は上昇。今日(10/15)時点で10年国債金利で図ると名目@3.23%で「実質」は@1.15%になる。これはG7を含むいわゆる経済主要国では異例の高金利である。  一方アメリカに目を向けるとCPIが着実にプラス圏で上昇を続け、9月の上昇率