遊べるのも才能らしい
タレ目で穏やかな見た目が相まって、大抵第一印象で、「優しそう。真面目そう。」とよく言ってもらえる。
だからこそ、真顔でど下ネタを話すと高確率でドン引かれる。
こんな見た目をして男をワンクールで回しているのだから、意外性でしかないのだろう。
そんな私にも純粋な頃はあって、19歳でできた彼氏に初めてを捧げ、本気で結婚も考えた。
だけど今では、元彼の人数と経験人数がかけ離れすぎていて、どこで折り合いをつけようかと悩まざるを得ない。
バイトの男性陣には
「🐼ちゃんって女の子にあんまり好かれそうにないよね」
と辛辣なことを言われたが、
「うるせえよ、こちとらあんたら男のネタで酒の場盛り上げてんだよ」
と言ってやりたくなった。
女の子に嫌われてそうと言われる私だが、全てをさらけ出せる女友達の存在にいつも救われている。
先日、そんな彼女から言われた一言がとても衝撃的だった。
「そこまで男の話題が尽きないのって、なんかもういっそ才能だよね。」
男遊びにも才能があるなんて考えたこともなかった。
私にとってそれは寂しさを埋めるための行為で、ご飯を食べるのと同じ感覚だ。
だけど、みんながみんなそんな認識をしている訳では無い。
需要と供給がマッチして初めて成り立つ関係だから、同類を呼び寄せる才能はあるのかもしれない。
なんならいっそ金儲けできる才能が欲しかったが、つい最近相談に乗った友達から
「男性経験が多い人が周りにあんまりいなかったから、話聞いてもらえてよかった!」
と感謝されたのだ。
自分の経験で相談に乗ったり、誰かを笑顔にできるのならまんざらでもない才能かもしれない。
これからも女たちの集う席で男の話をネタに話題の中心として輝き続けていこうと思う。
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