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運送業の燃費は大事 VOL2対策編

前回の記事はこちらから


話をはじめる前に1つ確認です。
この内容はトラックMT車限定での内容になります。
AT車はわかりませんので、ご了承ください。

そもそも改善しようと思ったことがない方が燃費を良くするために一番は

1位 エアコン(クーラー)を切ればいい

2位 エンジンを切ればいい

3位 燃料を少なめに入れればいい

このような改善策が出ることが多いです。
これが間違っているわけではなく、一定の効果は見込めると思います。
問題は「自分の運転に対する改善がない」ということ。
外部要因で改善できることは簡単に取り入れることができるので、ガンガンやっていけばいいけど本当の改善は、自分の運転スタイルを変えることです。
経験が長いほどスタイルを変えることに抵抗が出るので難しくはなりますが、これが燃費にとって一番効果があります。
さらに副産物として安全運転もついてきます。
では具体的な方法は何をやればいいのか?

シフトチェンジを早くする

トラックメーター

燃費といえばこれ!というくらいの基本、グリーンゾーンでのシフトチェンジ。
メーカー・車種・積み荷・道路状況などの状況で多少の誤差は出ますが、かなり大事な部分です。
気を付けることとしては、エンジンに負担が一番少ない回転数でシフトチェンジすること。
特に2-4は加速するときに使うので一番シビアな調整が必要です。
①2-3で1,000回転未満
②3-4で1,200回転未満
③4-5で1,400回転未満
くらいが理想ですが、さきほど書いたように状況によっては変わってきます。
コツとしては平坦な道で一番負担のない回転数を見つけることで、よくあることは、早くトップスピードに行きたいから引っ張ることです。

スピードを一定に保つ

道路によって変わりますが、法定速度内でスピードは可能なかぎり一定に保って長い距離を進むことが大事です。
これが出来ない原因としては、早く目的地に着きたいという気持ちが主な原因だと思います。
ただし、これをやろうと思うとその日の運行が間に合わないようなものだったりすると不可能なので、その場合には配車担当者や会社と相談が必要になります。

急をやめる

これも一般的によくいわれることです。
急発進・急停止・急な車線変更など急がつくことをやめる。
歩行者側の点滅・前の車の運転スキル・ルートの確認・歩行者などの有無など、かなり周りの状況を見ていないと難しい部分ではあります。
定期であればポイントなどを抑えやすいので対応は比較的簡単ではありますが、外部に依存する車・歩行者などは常に変化するので気にしていないとダメですね。

コツとしては車間距離を広めにとってスピードは出さないです。
これである程度のことは事前に把握できて、急な対応を避けることができます。

まとめ

①シフトチェンジを早くする
②スピードを一手に保つ
③急をやめる
ものすごく普通のことを書いてるだけですが、これが一番難しい。
ですがこの3つのレベルを上げるだけで、かなり燃費が上がることは間違いないです。
特にシフトチェンジは車や状況によって最適がかなり変わってくるので、平坦な道での基準を自分で探ることがスタートになります。
実際に結果が見えてくるのは3カ月後くらいが多いので、そこまで継続する気持ちもかなり大事です。継続は力なり!


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