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22卒オンライン就活応援企画を始めるきっかけ

昨日、プレスリリースを致しました。

コロナ禍で内定が決まっていない関西在住の22卒就活生向けの「オンライン就活応援企画」
詳しくは以下のプレスリリースをどうぞ。

今回の企画が誕生した想いやきっかけを私の就活体験も交えてnoteに綴りました。


本企画のきっかけは「みんなに良いこと」を目指すこと

2021年4月始まりのビジネスパーソン向けオンライン相談付きキャリア手帳をスタートした一方で、ペーパーレスやSDGsが注目されている現在、手帳という季節もの商品を販売し在庫を抱える問題に直面。

「在庫破棄はしたくない、誰か必要とされる人に届けたい」

そう考えていた時、ある勉強会で「みんなにいいこと」を目指すというフレーズを耳にした。とても良い言葉だなと心に残り、年度の後半が人生の転機となる対象者は誰だろう?と考えたときに、就職活動を続けている学生にたどり着いた。


ちなみにオンライン相談付きキャリア手帳とは、環境の変化に起きる不安や葛藤など働く気持ちのリズムを整えて働くこころの健康度を高めていくための「アナログ手帳×オンライン相談のハイブリッド型サービス」。

『手帳』は、強くしなやかに働く心(レジリエンス)を育む記録として

『オンライン相談』は、いつでも気軽に安心・安全に相談できる機会提供として

働く気持ちを整えるソーシャルサポーター(キャリアパートナー)として、活き活き働き続ける個人を応援していくサービスである。


このサービスを活用することで、

学生は、焦らず納得できる内定先を見つけていくことができる

企業は、若手人材を獲得することができる

学校は、就職決定率がUPする


そんな「みんなにいいこと」を目指す活動をおこなうことで、健やかに豊かな気持ちで働き続ける未来のビジネスパーソンを増やしていきたい。

今、就活を頑張っている22卒の就活生に届きますように。


2月くらいにようやく就活終了した私の就活体験

私の就職活動は、もう20年以上も前。

当時は大学内にキャリアセンターがあったかどうかも知らない。もしかしたらあったのかもしれないけれど、存在を知らなかった。

「就職先は自分で決めるもの」

そう思い込んでいたけれど、何をしたいのかもさっぱり見つからない。


「これが好き!」と言えるものもなければ

そもそも「やってみたい!」と思えるものもない。

飽き性だし、いつも長続きしない。

何をするにも優柔不断で、いつも周りの後をついていく。私自身の意思があまりない日常を過ごしていた。

ただその日常は、イヤではなかった。

それなりに楽しんでいた、と思う。


でもいざ就職活動という時期にさしかかったとき、自分自身の意思がないことが、職業選択できない壁にぶち当たってしまった。

「毎日8時間、会社の中で事務仕事なんて飽きそう」

「毎日立ち仕事で、笑顔を振りまく接客は自分には無理だ」

こんなことを考えていても、何も見つからない。


時折、「○○がやりたい!」

と明確にしていた友達が、思い描いた先に内定したという話を聞くと、羨ましくもあった。表面上では一緒に喜んでいたけれど、内心はとてもモヤモヤした何とも言えない気持ちを持っていた。


何がしたいのかわからないのなら、とにかく様々な会社説明会を聞いてみよう!

そう思って全く興味のない会社説明会に参加したこともあった。声をかけられたら断わることができない性格も災いして、選考に進み1社から内定を頂いた。

内定をもらえた時は「嬉しい」ではなく、正直戸惑った。なぜなら興味関心ある分野では全くなく、ただ練習のつもりで行った先だったから。それにあまり人気のある業界ではなかったため、必要以上に内定者を獲得したいのではないかという企業の思惑があるのでは?と考えたりもした。

今思えば採用担当者からすると、とても失礼な学生だ。


私はこの内定をきっかけにして

「こんな簡単に内定をもらえるなら、他に自分に合う企業が見つかるかもしれない」

と変に勘違いして自信を持った。その内定先1社が、就職活動を続けるにあたり「お守り」のような存在となった。ただ、何がやりたいなど明確にならないまま活動を続けた結果、惨敗続き。

結局、卒業間近まで就職活動を続けることになる。

惨敗続きだった秋が終わりに近づく頃に、やりたいことは相変わらず見つからないけれど、「やりたくないこと」はハッキリしていることに気づいた。


一番はっきりしていたことは、

「毎日同じ仕事はきっとすぐに飽きる」ということ。


同じ商品を売る、1日中PCに向かう仕事は無理だろうと。

半日外に出て、半日事務作業をするようなスタイルなら、自分のペースがつくりやすいかもしれない。そう考えると営業という仕事になる。でも、一つの商品を売るメーカーではないな、もっと色んな商品を選んで売るタイプであればやりすいかな、と考えるようになった。

もちろん営業という仕事には抵抗があったけれど、就職活動を通じて自分で自分を表現していかないといけないことは十分に理解していった。またそれは社会人になってからも求められることであり、営業経験を積むことで自分自身も変わることができるかもしれない、と思うようになってから抵抗感はなくなった。


そして、求人広告代理店営業にたどり着いた。


もちろん、何社も受けては落ちの繰り返しだったけれど、その繰り返しが求人広告業界の知識を深めることにつながった。ある会社で面接に行った際に業界テストがあり、そのテストで「良く知ってるね」と言われたことを今でも覚えている。そしてその会社に内定をもらい、就職した。

その内定をもらったときは、とても嬉しかった。1社目の内定をもらった気持ちとはまるで違う。その嬉しさは、きっと自分自身で納得した先を見つけられた気持ちの表れだったと思っている。

何度も、もう就活はいいか、と思うこともあった。でも考え続けて、行動し続けて思い描いた先で内定をもらえたことは、自信になった。

そうして私自身、納得して就活を終えることができた。


ファーストキャリアの大切さと脆さ

私は2016年10月にキャリアコンサルタントとして独立してから企業向けのキャリア研修や、個人の方のキャリアカウンセリング、学生キャリア面談、就労支援等、幅広く活動してきた。

多くの相談者がいる中で、ファーストキャリアが

・社会における一般常識

・達成感ややりがいなど、働く価値観、働くエネルギー源の形成

をしているということが大いにあるということだ。

ファーストキャリアの経験を通じて、苦労したことも、成功したことも、周りからの協力を得て成し遂げた結果も、全て働くエネルギーの源となり、その後のキャリア形成につながっていく。


私のファーストキャリアは、求人広告営業。納得して入社した先ではあったものの、まだ当時は小規模法人でもあり研修制度もままならず、見て覚えていく環境で大変だった。営業だからノルマもあるし、残業も当たり前。周りの環境も、怒り、叱責、怒号などパワーが強い。

そのような状況の中で続けてきた一番の理由は、クライアントから多く学ぶことがとても大きかった。クライアント先は多様な業界、多様な職種であり、とくに20代の社会人なりたての私が、仕事とはいえクライアント先の経営者や幹部、人事責任者と関われることは、とても刺激的だった。

最初の頃は経営者のビションや使命などを聞いていても、理解できないことが多かった。それが経験を重ねることで、経営者が伝えたい意味・意義などが理解できるようになってからは、自分自身の成長実感を味わい、さらに面白くなっていった。

「毎日同じ仕事はきっとすぐに飽きる」という想いから、多様な業界に関わる求人広告営業を選んだことは、間違いではなかった。私自身その経験が今の仕事でも血となり肉となって活きている。

もちろん、大変なこともあったけれど、この求人広告営業のファーストキャリアは私自身、現在の仕事をする上で基礎となっている。それだけファーストキャリアの経験は、今後のキャリア形成に大きく関わるものだ。


一方で、ファーストキャリアに失敗したという方の相談もある。

コミュニケーションエラーで辞めた人

同期と差がつき、自信をなくした人

そしてその失敗を思い悩み、なかなか次へ進めない人もいる。

確かにファーストキャリアは大事だと思うけれど、ファーストキャリアに失敗したからといって、それがダメだということはない。今後のキャリア形成はいつでも変えていくことができ、修正・改善をすることだってできる。

それには、周りに理解あるサポーター、協力者がいるかで変わる、と私は思っている。

もちろん、社内に良き理解者、協力者がいればそれに尽きる。

社内にいなければ、外部からの理解者・協力者でも良いと思う。

私自身、ファーストキャリアの職場環境は、決して良い環境ではなかったけれど、私の仕事を認めてくれるクライアント先がいたからこそ、経験値を高められていった。そのような外部の理解者を持つことは、働き続けるための糧になる、と思う。


ファーストキャリアに失敗したと感じている方には、そのような理解者・サポーターを一人でも多く増やしていくことで、気持ちの安心感を高めていってもらいたい。

でも、できればやっぱりファーストキャリアに失敗したと思い悩む前に、気持ちの回復ができる方が良い。そのような想いで今、私はキャリアコンサルタントとして、働く社会人のキャリアサポーターをして、「年1回こころの健康診断」をテーマに、日常にある仕事の悩みや困難などに応じて「働く気持ちの体力を回復し、働く気持ちのリズムを整えていく時間」としてキャリアカウンセリングをおこなっている。


本企画対象者の22卒就活生は、そんな未来のビジネスパーソンでもある。周りが内定をもらって就活を終えている人を見て羨ましく思うかもしれない。だからこそ焦って決めるのではなく、外部のサポーターや理解者を味方につけて、納得できる就職活動を終えてもらいたい。


22卒オンライン就活応援企画はそのための企画であり、しっかり納得内定まで伴走していきたい。

本企画は、明日15日(日)12時~お申込みスタート。

今、必死に頑張っている22卒就活生に届きますように!









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