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「なぜ?」からはじめるオープンデパートマニュアル

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ムサシオープンデパートの運営手法を怒涛のように全公開してきます。全国各地で開催するオープンデパートのマニュアルであり、コミュニティデザインの右往左往の記録でもあります。
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#イベント

「おかげさま」を越えていく(SKF2022秋)

 スポーツ選手のオリンピックメダル獲得シーン。試合後のインタビューで典型的な応えは「チームメートのがんばりのおかげで」「支えてくださるスタッフ、その他のみんなのおかげで」「家族のおかげで」「おかげさまで」。  「おかげさま」この聞き飽きたフレーズ。  こういうコメントにたいし日本では「謙虚」という評価がされることが多い。しかしじつはこれはその選手が謙虚なのではない。たんなる事実を述べているだけだ。  たいへん当たり前のことを言うと、1人の人間が偉大な結果を残すのは1人で

記録(5)SAVE KAKOGAWA FES 2022

 8時起床。睡眠時間4時間だ。やばいなぁ。おれは8時間睡眠を取らないと思考が安定しないので、できるだけ勝負どころでは睡眠時間を削りたくないのだ。しかし短期決戦なら問題ない。ひとまず今日までが勝負だ。  寝床から起き上がってそのままデスクの前に座る。「SKFで夕食を食べて」の原稿を見直して細かく手を入れた。Facebookでの発信予定時刻は午前9時とした。ソーシャルメディアへのだいじな投稿は、平日なら朝夕の通勤・通学のタイミングや昼休みの直前に投稿する。被読率が高まるからだ。

記録(3) SAVE KAKOGAWA FES 2022

 岡田市長との対談でヘロヘロになったのでチルテント(スタッフ小屋)でベッドに横たわって腰を伸ばす。先週やったギックリ腰を情けないことにまだ引きずっているのだ。初日で倒れているわけにはいかない。  最後のカヤックレンタルのお客さんに漕ぎ方をおしえ、川のスタート地点まで送っていく。日も暮れてきたので会場を回ってみた。  お客さんはだいぶ増えたとはいえ、回廊部分の飲食店ブースはあいかわらず過去のイベントのような大入満員にはほど遠い。去年11月末に開催した日岡山の夜市とは大違いだ。

金もうけは目的ではなく道具──朝市とイベントのちがい

 ムサシオープンデパート朝市は、いわゆる「マルシェ」という形式でやっています(けども、いったいマルシェってなんなんですかね)。はやい話が青空市場ですね。テントでいきなりポップアップできちゃう市場。露店の集まりです。  もともと株式会社ムサシは雑貨店の「アインショップ」というのを経営していました。雑貨の不良在庫がやたら増えたので、青空アウトレット販売会で売った。するとたいへんな好評だったので名前を付けた。それが「アインオープンデパート」です。  そのうち雑貨店のほうは業績が

テントをはる

◎目的 ・雨と日差しを避けるため ・ビジュアル的な統一感をだすため ◎主旨 アウトドアで行うオープンデパート。当然雨や日差しを防ぐための屋根が必要だ。だからわれわれはテントを張る。 多くのマルシェは出店者自らがテントを持参して張るのだが、統一感をだし見た目をオシャレにするためにテントは我々が用意する。 これによりオープンデパートがいい雰囲気をかもしだしているのだ。 現状はテントが便利なのでそれをつかっているが、目的が上に記載した2つである以上、雨と日差しを避け、ビジュ