日向かぼちゃといもがらぼくと
宮崎には、「日向かぼちゃといもがらぼくと」という言葉があります。
これは、宮崎の女性と男性を表した言葉で、日向かぼちゃが女性のこと、いもがらぼくとが男性のことになります。
どんな女性、男性か想像がつきますでしょうか、、、?そもそも、いもがらぼくとって何?という感じですよね^^;
ではまず、「日向かぼちゃ」から。これは宮崎の伝統野菜である黒皮かぼちゃのことです。中の色味が良く、まろやかな甘さがあり、きめの細かい肉質で煮崩れしにくいのも特徴です。
さんさんと照る太陽のもと、日に焼けてはいるけれど、元気と愛嬌のある宮崎の女性を表しています。
そして「いもがらぼくと」ですが、“いもがら”とは、ハスイモの茎の部分、“ぼくと”は、木刀のことで、つまりハスイモの茎で作った木刀のようなもの、ということです。
ハスイモの茎の部分は、宮崎では酢の物にしたりして食べるのですが、皆さんは食べたことありますか? 食べたことのある方は分かると思うのですが、ハスイモの茎の断面は、スポンジ状になっています^^; だから、調理するとしっかり味が入って美味しいんですけどね!
いもがらぼくとは、日頃の畑仕事や漁で屈強な外見だけれど、中身は純朴でお人よしな宮崎の男性を例えたものです。(ちょっと頼りない部分も、、、宮崎の男性ごめんなさい!)
個人的には、日向かぼちゃといもがらぼくとは、宮崎の女性、男性の特徴をよ〜く表しているなと思います^ ^ 女性の明るさと愛嬌、そして男性の優しさが、良いバランスなのかも知れません。
日向かぼちゃといもがらぼくとは、こちらの民謡「いもがらぼくと」に出てきます。
YouTubeに上げてくださっていた方がいらっしゃるのでリンクを貼りますね^ ^
現代版いもがらぼくと(ダンスで踊られたりします!)
どちらも良いのですが、やはり私はオリジナルの、民謡のいもがらぼくとが好きです^ ^
聞いていると、いい具合に力が抜けて、小さな悩みごとも、ま〜いっか〜、となります。私だけかも知れませんが^ ^
皆さんのお住まいの土地や故郷には、その土地の男性や女性を表した言葉はありますでしょうか?そしてその言葉は言い得て妙でしょうか?
宮崎以外の都道府県の言葉も、知りたくなった今日このごろです^ - ^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?