コーエン兄弟・徹底解剖その1『SUBURBICON(邦題:サバービコン 仮面を被った街)』ってどんな映画なの?
さて、5月4日に公開される映画『SUBURBICON(邦題:サバービコン 仮面を被った街)』の話をしようか。
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映画『サバービコン』の脚本は、約30年間も「お蔵入り」のままだったんだ。
流れをまとめると、こうなる。
1980年頃~
デビュー作『ブラッド・シンプル』製作開始
1984年
『ブラッド・シンプル』発表
1985年
サンダンス映画祭審査員大賞&インディペンデント・スピリット賞の監督賞を受賞
この頃から『サバービコン』の脚本を書き始める
20世紀FOXと契約
1987年
初メジャー作『Raising Arizona(邦題:赤ちゃん泥棒)』発表
1990年
『Miller's Crossing(邦題:ミラーズ・クロッシング)』発表
1991年
『BARTON FINK(邦題:バートン・フィンク)』発表
カンヌ国際映画祭にて史上初のパルムドール・監督賞・主演男優賞の三冠達成
その後も『ファーゴ』『バーバー』でカンヌ映画祭の監督賞を受賞し、カンヌ史上唯一の「監督賞3回獲得者」となる
2017年
『サバービコン』映画化(ジョージ・クルーニー監督)
プロローグでの話やと、デビュー作『ブラッド・シンプル』で「ちょっとだけ使ったネタ」を膨らましたんが『サバービコン』やったんよな。
そんで、それと「同じテーマ」でもっとオモロイ話『バートン・フィンク』が書けたんで、『サバービコン』はお蔵入りになった。
その通り。『サバービコン』と『バートン・フィンク』のテーマは同じものなんだ。
そしてその原点はデビュー作の『ブラッド・シンプル』にあったんだよね…
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