崩れた洞窟の静けさに身を浸す

自分が心血を注いだものに、他者からなんの価値もないと判断されたり、なんの見向きもされないことはザラだ。

だから、なにかを作って他人の見えるところに置く回数を重ねることは、僕にとっては苦痛で、重荷で、虚しくて、辛い。

歌を作って歌った回数は、自分の無価値さを思い知った回数だ、とすら思うこともある。

けれど、だからといって「じゃあ今日からもうやめてしまおう」とはならない。

なぜなら、

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