見出し画像

「日本人はお金は盗まないが、時間は平気で盗む」の名言に納得感しかない


最近知った名言に「日本人はお金は盗まないが、時間は平気で盗む」(ピータードラッガー)がある。これは本当に日本人の時間感覚を捉えていると思う。

わだは時間泥棒が大嫌い(個人的な感情ですいません(笑))で、時間の重みをここ数年ひしひし感じている。今日はこの時間泥棒についてわだの考えていることを書く。

学校現場での時間泥棒

まず、わだの業界であるあるなのが先生による時間泥棒。チャイムが過ぎても授業を続けようとしたり、部活の終了時刻を12:00としていたのに、平気で13:00とかに終わったりする(誰がとは言わない)。

田舎の公共交通(1時間に1本レベルもざら)からすると、時間が予定より遅くなることは死活問題。高校時代AMだけの部活で、終了時刻がずれ込むと、家着くのが17:00頃になることも(田舎者は本当につらい)。

生徒に時間を守れと指導する側の人間が、自分は時間を守らないこの不思議。大人だから?指導する側だから?どんな理由を持ってして、いいと思っているのか謎だが、結構多い気はしている。

相手が子どもであろうと誰であろうと、その人の時間はその人のもの。きちんと約束通りの休憩時間や帰宅時間を守る必要があると考えているが、そうでもないみたい。

子どもたちも、我々に対して泥棒してきたりする。時間外や休日に当たり前に我々が学校にいる前提で話をしてくる(もちろん悪気もないし、知らないだけだから良いけれどもね)。

今までの学校や家庭での状況がそうさせているんだろうな、と推測する。日本社会全体が「時間を大切にしていない、人の時間を軽視している」気がする。悲しいかな、子どもたちは育てたように育っている。

経済的な面での時間泥棒

我々は日頃いろんなものを消費しながら生活している。食料品や衣類、家具、家電などその消費は様々だ。

その商品に対して「価格が高い」とか「価格が安い」などの話をすることはよくある。

しかし、その価格を評価する際に「造り手の労力や稼働時間」などは計算に入れているか?と思うことがよくある。

商売をしている人は、もちろんボランティアではない。コーヒー1杯にしても、豆の価格だけではなく、その1杯を提供するためのすべてのことが価格に反映されなくてはいけないと思う。

・生豆の仕入れ代
・輸送費
・焙煎するための機械代
・テイクアウト用カップ代
・(必要なら)ミルク、砂糖、マドラー
・電気代
・水道代
・ガス代
・店舗の家賃
・什器やリフォーム代など店舗を持つための初期費用やメンテナンス費用

この他に「時間」というコストもかかってくる。

・勉強したり人脈をつくる時間
・新メニューの開発など事業を発展させるための時間
・豆やカップなどを選んだり購入したりする時間
・新商品開発や事業の工夫を考える時間
・焙煎する時間(ハンドピックも含む)
・コーヒーを淹れる時間
・準備や片付け(掃除や洗い物)

他にもわだが想像できないようなもっとたくさんの時間がかかっているかもしれない。こういった「時間的コスト」を含めて「価格が高い」と言っているのであれば良いが、日本人はここを含めず「価格が高い」と言っている人が少なくない気がする。

さらに言えば、豆の生産者の利益も考えなくてはいけないと思う。生産者も消費者も互いがWINでなければ、その事業は続かない

本当にそのお店が好きで、大事で、続けてほしいのであれば、消費の仕方も変わってくると思う。

そして生産者も、「時間的コスト」を大切にできていない人が意外と多い気がしている。あまりに安く売られている野菜を見ると、原価とか中抜きとかされたら、この野菜1つで生産者さんにいくらお金が入るのかな...とよく心配になる。もちろん商品が安いと嬉しいけどね。

だから、「サツマイモを買うなら鶴ケ崎さんから買おう!」みたいな顔の見える消費が良い。その方が、自分の使ったお金が目に見える誰かのためになるから。

自分の限りある時間を大切にしたい

働きはじめて13年目になるが、ひどいときは睡眠と最低限の家事以外、ほぼすべての時間を労働に当てていた時期もあった。

仕事にやりがいも感じていたし、できることが増えるのも楽しかった。まわりの雰囲気も長時間働くのが当たり前で、それができないと不適格で使えない職員といった雰囲気もあった。

しかし、コロナが理由で、職場が1か月くらいストップしたとき、急に余白ができた。今まで、自分の仕事や生活の仕方を振り返る時間もなかったが、この余白ができて、自分の人生を考える時間ができた。

もっと自分の人生を大切にしたい。仕事だけの人生にしたくない。自分らしく生きたい。

と気づいた。時間の使い方を見直した。

時間(余白)って本当に大切だ。コロナは色々考える機会となり、わだにとって転機となった。

仕事・時間・お金、色んな考え方があるし、わだのこの意見に反論があるひともいるかもしれない。でも、わだの心は決まっている。仕事はもちろん大事だし、頑張りたい。でも、まずは自分の人生を、自分の時間を大切にする生き方を、自分をよろこばせる生き方を実践していきたい

さらにはみんながハッピーになる消費も目指したい。売る人も作る人も買う人もハッピーになれる三方良しの経済を目指したい。だれかが搾取されるような経済はできる限りなくしたい。

わだが経営する団体オカルルベースも、時間搾取的団体なので、今後これをどうにかすることも課題(いつもご協力いただいてる皆さんありがとうございます。今のままで良いとは思っておりません...!(涙))。これからも無理のない範囲でご協力ください。

なんだかまとまらないが、わだの雑記でした。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?