見出し画像

起業家の成長のために|2022年の抱負

昨年から3年(2023年まで)ほどの私は、四柱推命(占星術)でみると、あまり運気的にはよくない時期で、今年はそのど真ん中😅 
ただ、そんな中でも今年は「人脈が広がる」という、嬉しい側面もあるようです。どんな方とのご縁があるのか、今から楽しみにしています🤗

もう1年以上、私には思い描いていることがあります。それは、地域の起業支援ツールの1つとして、「ファンド」を立ち上げることです。ファンドと言っても、ユニコーン型やIPOを目指すような急成長事業に対してではなく、ゼブラ(シマウマ)型、もしかしたら、キャメル(ラクダ)型の起業を対象にしたファンドをイメージしています。

地方からIPOが出てくる可能性は、非常に小さいですし(実際、和歌山県の上場企業は、現状でも両手ほどしかありません)、地方創生ということを考えると、成功したら首都圏へ出ていってしまうのではなく、地域で持続的に事業活動をしてもらうことに意味があると思うからです。

私は、2014年から「創業スクール」の運営等で、起業支援にかかわるようになりました。当時は、支援メニューの1つとして地域にも「ファンド」があるといいな!と思ってはいたのですが、2年半前から補助金事業に関わるようになり、起業家のみなさんの伴走支援をする中で、ますますファンドの必要性を強く意識するようになりました。

2017年ごろに作成したプレゼンにも、こんな図がありました。
右下には、ちゃんと「VC」と記載してあります。

「お金については、補助金という支援施策があるのだから、ファンドまではいらないかもしれないよね?」
ふるさと納税型クラウドファンディングという事業もすでにあり、資金面での支援は十分ではないの?」

という意見もあると思います。確かに、資金力が弱い起業時期に、補助金クラウドファンディングは役立つツールです。あるに越したことはなく、「とても助かった」と言ってくれる起業家もたくさんいらっしゃいます。しかし、それらは「お金をあげっぱなし」(ただし、補助金には5年間の報告義務はあります)であるところが、私は「もったいない」と思うのです。

補助金をもらった後、事業は本当に成長しているの?
どこを伸ばして、どこを改善すればいいの? 

などへの答えは、補助金やクラウドファンディングをあげっぱなしでは、まったくわかりません。
起業家さんに継続的な訪問をさせていただきながら、
「お客さんの入りはどうですか?」
「おかげさまで、けっこう来てくれているんです」
というやりとりをすることはあっても、
 実際はどうなのか? 
 たくさんってどれくらい? 
 曜日ごとではどうなってる? 
 季節的にはどうなの?
…そんなクエスチョンマークばかりが、私の頭を駆け巡ります😅

せっかく始めた事業であり、起業家にとっては自己実現でもある事業なので、事業を成長させてほしいと心から願っています。特に、伸びる要素のある事業を起業された方には、早い時期から、数値管理の大切さや、ステークホルダーへの意識、会社は公器であること等の「経営者の感覚」を養ってほしい、と願っています。それは、「自分」のためでもありますが、「地域」のためにもつながっていきます。

そんな起業家育成の課題を解決するための私の答えが、「ファンド」なのです。

ファンドを活用して、会社に自分以外の株主が入るということには、2つの側面があると思います。
1つは、「厳しさ」の側面で、見張られているということです。勝手なことはできませんから、キチンと計画やルールを作って、やるべきことはやって、見直して…、PDCAを回すという経営者の習慣を身につける必要が出てきます。
もう1つは、「安心」の側面で、自分ひとりではなく、運命共同体がいることです。相談もできます。協力もしてくれます。出資というお金の面の協力だけでなく、人脈も、スキルも、アイデアも共有してもらえる共同経営者がいるというのは、心強いものです。経営者としての成長の後押しをしてくれるのです。そうやって、地域に、志があって、経営者としても優秀な人材が育っていくことで、地域が明るく、前向きになり、志を持つ人が集まるようになり、スパイラル的に活性化していくというイメージを描いています。

冒頭の「四柱推命」の私の運勢で言えば、今年のものになるかどうかは期待薄なのですが(あ、でも、私がファンドを運営するわけではないので、問題ないのかもしれませんね)、がんばって動いていきたいと思っています。

みんなのチカラで「地方創生」! 
応援どうぞよろしくお願いいたします😍

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?