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壁の色をかえると、人生がすこし変わるかもしれない

あるお宅でトイレをお借りし驚いた。
明るい黄色の大きな水玉模様。
かなりポップな壁紙がぐるっと貼られていたからだ。

少し前まで歓談していた、ごくオーソドックスな印象のリビングとのギャップよ……
「わあ、可愛いトイレですね」
思わず感嘆すると、
「トイレくらいは遊んでみたの」
女主人は、茶目っ気たっぷりに笑った。

インテリア好きな人達が「壁」に注目しだしてから久しい。
空間において壁の占める割合いは大きく、天井や床などよりも先に視界に入る。なので、壁をかえるとインテリアがパッと華やぐ。

すっかり一般的になったのは「アクセントウォール」という手法。
どこか一面の壁に、色や柄のある壁紙をいれお部屋のアクセントにする。ペンキで壁をペイントしてもいい。他にもタイルを貼ったり、腰壁を使ったり。さまざまな個性が出せる。白い壁にどまらない、多様なインテリアはとても楽しい。

「アクセント」などと遠慮せず、
思いきって三方、四方と壁全体に色をつかってみるのも素敵だ。
巣ごもり感がでるというか、色によって空間がひとつにまとまるイメージ……

例えば、深いブルーの壁に囲まれた寝室。
かろうじて、ベッドがおけるくらいの小さな空間がいい。
異国的なモロッカンのペンダント照明をたらし、紺碧、ターコイズ、紫……海と空の色のクッションを並べたらどうだろう。
遠い海に横たわっているような、豊かな休息がとれるかもしれない。

例えば、透明感のあるスカイグレーの壁。
シャビーで女性的な白い空間に少しだけグレーをさすと、甘さが中和され大人っぽい上品さがうまれる。
またグレーの壁は万能で、ホワイトを基調にした北欧スタイルにもよく合う。居心地のよい北欧デザインの家具をおいた白とグレーの空間は、ほっこりと温かい。
たまにはのんびり、ジャムでも煮たくなるかもしれない。

例えば、グリーンの背景にフューシャピンクの花や蝶が浮かぶガーリーな壁紙。クローゼットの内側に貼ってみたらどうだろう。
どんなに歳をかさねても、クローゼットの中くらいは乙女であってもよいと思う。というか、そんなおばあちゃんがいたら、かなりチャーミングだ。
気をぬくと暗い色ばかりになるワードローブの中身は美しく整い、おしゃれへの情熱が燃え続けるかもしれない。

日常にすこし疲れたら、壁の色をかえてみよう!手の届く価格で、わかりやすくお部屋がかわる。お部屋がかわれば、気分もかわる。
人間って案外単純なものだから(笑)


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※ほぼ毎日note6日め。
読んでくださりありがとうございました!

壁についてあまり意識されたことのなかった方は下記のサイトを覗いてみてください。今まで知らなかった世界にトキめいてしまうかもしれません。注:まわしものではなく、ただのファンです(笑)

・WALPA
https://walpa.jp/

・壁紙屋本舗
(大変メジャーなサイトです。手頃な価格で楽しみたい方はこちらを )
https://kabegamiyahonpo.com/

・テシード輸入壁紙「rice」カタログ
https://www.tecido.co.jp/catalog/uploads/7d6012acc3f8159c7a53d32dfc3ae5858f5041b9.pdf
(直接購入はできませんが、サイトに取り扱い店が掲載されています)

※上2つはどちらも㈱フィルという会社が運営しています。代表の濱本廣一氏は、壁紙DIYをムーブメントにされた天才。いつかお会いしてみたい方です。

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