フラッグについてのモヤモヤ感、と

横浜ダービーのゲームにおいて、横浜はサポーターが各自で持っているフラッグの回収と寄付の依頼をし、それをバックスタンドで配布する事をリリースした。

この件はモヤッたので書いてみる。

サポミで

はじめに、(他でも提案があったかもしれないが)クラブにフラッグの回収や寄付を提案したのは自分である。川崎戦前のサポーターズミーティングにおいて、グループセッションがあった時にそういうニュアンスを話した。

ゴール裏では既にフラッグのレンタルをしている。自主的でかつ初心者の参加も簡単だし、大声を張り上げなくとも応援に加われるし、非常に意味がある活動であることを紹介した上で、クラブがそうした活動を「支援」できないだろうかと考えた。

起案の趣旨

  • 個々人の力だけでは回収や受け取りは限界がある。

  • エリアの関係もありゴール裏に持っていけない人もいる

  • 活動を広げた場合、バックやメインでの旗振りのルールはクラブが交通整理をしないとトラブルになる(常時頭上で振ったりとか。)

  • クラブはあれだけスタジアムをクラブカラーに染めたいと言っていたのだから、対案がないならこの支援は検討できないか

  • 毎年フラッグは色々作られているが、タンスの肥やしになっているものがあるなら再活用できる

  • スポンサーさまには違うことにお金を投下してもらうことも可能

以上から、クラブにはゴール裏の活動を助けてやってほしい旨は伝えていた。もちろん様々なルールやともすれ著作権とか所有権とかとも絡む可能性はあるから、それを検討した結果開催しないのも仕方ないし、ジャストアイデアが検討するとボツになるのは企画で飯を食ってる自分には日常茶飯事なので特にこだわりはなかった。(ちなみにユニレンタルは、サプライヤーの絡みがあるので公式としては大人の事情ってやつ)

突然のリリース

そして時は流れて。突然の開催連絡。連絡だけならまだいいのだが、サポがしていた活動に被せてきた、あるいはしれっと自分たちが始めましたと受け取られかねないリリース。

「これは違うだろう」が第一感。ただSNSは瞬間湯沸かし器のようにヒステリックな反応が多いが、そこに見えているものだけが全部とは限らないのがこの世の常。何らかの調整があった結果なのか、独断での表記なのか。
脳裏をよぎったのは、ゴール裏を支持する的な文言を差し込むのは、サポーター全体のバランスを考えると苦しい部分があるからそういった部分は文面上は記載せず裏では話をつけているのだろうとか。
それらは、所詮憶測は憶測にすぎないし、何だかゴール裏の面々のメンツを潰してしまいかねないリリースであったことも自称起案者としては勝手に申し訳なく思いつつ、一時状況を静観することにした。

そして、ツイッターでは翌日更新。連絡を改めてとったのか、取っていたのにその記載が抜けていたのか、「クラブもその活動に賛同」の一文が入ることで筋が諸々通ることになり、安堵で胸を撫でおろした。

こうした文言が上がるまでは、おっさんが勝手にクラブに入れ知恵して、ゴール裏の活動を無視するかのように被せるリリースが出て、こうして少しずつ上がってきた応援の熱に冷や水を浴びせてしまわないかと思っていた。(あ、自意識過剰だな)

あと、不要とか回収って言葉はリリースの言葉としては良くない気がする。応援スタイルの変化に伴う再活用とか、思い出と一緒にタンスにしまっている旗を再利用とか言えたんじゃないかと。
まぁそんな小さなところはさておき、クラブとゴール裏一緒に盛り上げていこうという目標は共有され、受け持つエリアも決まったし、ゴール裏の活動も公式の発表により認知が拡大したはず。後は起案したのだから、自分も一枚は持っていかないとね。これが本当のフラグの回収か。

横浜ダービーが待ちきれない。



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