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2020年現在の僕が、2010年の僕にアドバイスするなら

みなさんこんにちは。
ナレーターの岡田健志です。

前回のnoteでも書いたように、当時ニートだった僕は、
「最初の仕事をもらうまで」、1年以上の時間がかかりました。

というわけで今回は、
「2020年現在の僕が、2010年の僕にアドバイスするなら」
というテーマで書いていきます。

今から声の仕事やフリーランスを始めようとしている方に読んでもらえたらと思います。

まず大切なことは2つ。
①自分の商品、サービス、価値は何なのか。
②自分のお客さん(ターゲット)は誰なのか。

この2つを把握すること。

当時はこんな当たり前のこともわかっていなかったのですね^^;恥

①自分の商品、サービス、価値は何なのか。
この場合、ナレーターですので「声」が提供できる価値になります。
とは言え、ただ「声」を買いませんか?ではお客さんも困りますよね。

大前提として、
仕事とは他者に価値を与えること。
相手の役に立つこと。
困っていることを解決してあげること。
その対価としてお金をいただく
、これが仕事だと思っています。

そのうえで、
相手が買いやすいようにパッケージにすること。
どんな商品なのか、ひと目でわかる工夫をすること、

が重要です。

具体的には、

CM、VP、番組など様々なバリエーションのナレーションを吹き込んだ、
声の名刺「ボイスサンプル」を作る。
そして、
自分はどんな読みができるのか、どんな仕事をやってきたのか、「プロフィール」を作る

さらに、
「価格表」などもあると、より良いですね。

例えるなら、
コンビニのお菓子と同じですよね。
四角い箱にチョコとしか書いてない。値段も載っていない。目立つ場所にも置いていない。
そんな得体のしれないお菓子、あなたなら買いますか?

食堂のメニューに、麺としか書いてない。
うどんなのか、そばなのか、ラーメンなのかもわからない。
あったかいのか冷たいのかも、何が入ってるのか、値段もわからないものを、あなたは注文しますか?

ということですよね^^;

ただこの時点の僕は、
自分という商品、サービス、価値が何なのかがわかっていないフェーズでしたから、
とりあえず行動を起こし続けて、自分という売り物づくり、価値を高める修行の時だったのかな、と今は思います。

②自分のお客さん(ターゲット)は誰なのか。
売る相手が分かっていなければ、商売のしようがありません。

何を売るかによって相手も変わるでしょうし、その逆もまた然り。

BtoC、BtoBという言葉があります。
BはBusiness(企業)、CはConsumer(消費者)の略です。

飲食店やコンビニなどはBtoC。
一般の方向けに商品サービスを提供します。

しかし、ナレーターはどうでしょうか。
そこらへんを歩いているおじさんに
「僕の声買いませんか?」
『おぉ、いい声してるなぁ。1万円で〇〇ってしゃべってくれるかな」
「毎度ありぃ~♪」
みたいなこと、ないですよね^^;

つまりナレーターはBtoCではありません。
BtoBですので、ターゲットの把握は極めて簡単。

自分の行動範囲の中にある映像制作会社やMAスタジオなどを調べれば
すぐにわかります。(地方は特に制作会社の数が少ない)
そして先ほどの「ボイスサンプル」や「プロフィール」を持って営業すればよいわけですね。

そんなことも知らずに、売り物をパッケージングすることもなく、
どこの売り場に置くこともなく、ナレーターをやっておりました。
商品の存在をお客さんが知らないわけですから、そりゃ買ってもらえませんよね^^;
知ってもらう努力も、商品づくりと同じくらい大切なことなんです。

知ってもらう努力、ブランディング、集客、営業の苦手な人は、
「事務所」に所属し、マネージメントしてもらう方法もあります。
あるいは「クラウドワークス」「ココナラ」などのサイトに登録する方法もありますね。
分業制にするわけです。
オーダーをとってくるのは事務所や登録サイト、あなたはそれ通りに料理を作って出す、というイメージ。

ラッキー!と思うかもしれませんが、
その分、手数料としてギャランティから引かれてしまいます。
単価の高い仕事が多い人、あるいは、仕事の数が多すぎて手が回らない人、つまりお金に困っていない人であればそれでよいかも知れませんが、
単価が低い、仕事の数が少ない人は自分で営業した方がずっと効率的だと僕は思います。

おかけん自己紹介動画はこちら♬

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