好きな人 ラーメンズ編

初めて名前を知ったのは、シャキーン!のエンディングテロップに出ていた「片桐仁(ラーメンズ)」という表記
ラーメン食べたいな…というのが第一印象だった。


そして18歳。学校の図書館。館内視聴用DVD。
図書館唯一のお笑いDVD(✳︎1)だった。プロジェクトXと同じ棚だったと記憶している。
今思えば申し訳ないが、テスト勉強用のBGMとして図書館内で聴き始めた。

「………………ギリギリギリギリジンジン ギリギリギリジンジンジン♪」(✳︎2)
何が始まったのか、と思った。
今まで勉強の傍ら、耳は心地よく話し声を聞いていたはずなのに急に歌が始まった。
しかも、とても耳に残るフレーズで。

そこからは図書館の静寂とこみ上げる笑いとの戦いだった。もう一度DVDを最初から再生し、食い入るようにコントを見た。面白い。特に「小説家らしき存在」は面白くて怖くて、大好きになった。

私はその日の夜、ネットで「ラーメンズ」を猛烈に検索した。

スマートな小林賢太郎さん、もじゃもじゃの片桐仁さん

そういえばシャキーン!のジュモクさんは片桐さんだったな。ピタゴラスイッチの「何してるの?おじさん」のおじさんは小林さんだったのか!MacのCMはラーメンズだったのか。声が好きだったんだよなぁ…

など。それ、だと認識していなくても、記憶の中にたくさんのラーメンズがいた。

私は十分「ラーメンズ」が好きになった。

2人のコントを見に行くのが私の夢です。

✳︎1:第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』

✳︎2:怪傑ギリジン

ちなみにテスト結果は散々でした。

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